2018.04.04

日本がU16アジア選手権3連勝、韓国撃破で予選突破…宿敵との激戦を3点差で競り勝つ

積極的なプレーを見せ、攻守にわたって活躍した河村勇輝 [写真]=fiba.com
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 4月4日に中国の広東省仏山市で「FIBA U16 アジア選手権大会2017(FIBA U17バスケットボールワールドカップ2018 アジア地区予選)」のグループリーグ第3戦が行われ、男子U16日本代表チームが韓国と対戦した。

 日本のスターティングファイブは中村拓人(中部大学第一高校)、山崎凜(土浦日本大学高校)、富永啓生(桜丘高校)、結城智史(土浦日大)、横地聖真(福岡大学附属大濠高校)の5人。試合は先制を許して迎えた開始1分27秒に富永が3ポイントを決め、同2分13秒に相手からボールを奪った横地が速攻でレイアップを沈めた。その後は相手のシュートミスもあったがわずか計8失点に抑えると、横地を中心に得点を重ねた。

 16-8で迎えた第2クォーターは、開始19秒にまたも富永が3ポイントを記録。さらに同2分55秒に田中力(横須賀市立坂本中学校※3月30日時点の所属)のレイアップで点差を2ケタに広げたが、その後はシュートミスが続いてリズムをつかめず、残り3分22秒の時点で21-22と逆転された。それでも終了間際に河村勇輝(福岡第一高校)がファウルを受けながらシュートを決め、フリースローも沈めて28-27で前半を終了した。

シュートミスも目立ったが、チーム最多17得点を挙げた田中 [写真]=fiba.com

 第3クォーターはリバウンドを拾って確実に得点につなげる相手に対し、日本が必死に食らいつく展開。田中や三谷桂司朗(広島皆実高校)がゴールにアタックしてチャンスを作りだしたが、52-53と1点のビハインドを背負った。

 第4クォーターも激しい点の取り合い。インサイドが強い相手に、河村が積極的に仕掛ける。同点で迎えた試合終了残り1分46秒に田中のフリースロー2本で勝ち越し、同1分32秒に河村がバスケットカウント。直後にも自陣から巧みにボールを運び、レイアップを成功させた。再び2点差まで詰め寄られた同17秒に田中が2本のフリースローを沈め、横地のフリースローでも突き放した。最終スコア76-73で競り勝った日本が、予選3連勝でグループ1位通過を果たした。

 なお、6日の準々決勝では、フィリピンvs香港の勝者と対戦する。

【試合結果】
日本 76-73 韓国(@Lignan Pearl Gymnasium)
JPN|16|12|24|24|=76
KOR|8|19|26|20|=73

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