2025.12.25
NBAが12月26日(現地時間25日、日付は以下同)に“クリスマスゲーム”を開催するのは78度目。ここ18年間は、いずれも10チームによる計5カードが組まれている。
今年はクリーブランド・キャバリアーズ対ニューヨーク・ニックス、サンアントニオ・スパーズ対オクラホマシティ・サンダー、ダラス・マーベリックス対ゴールデンステイト・ウォリアーズ、ヒューストン・ロケッツ対ロサンゼルス・レイカーズ、ミネソタ・ティンバーウルブズ対デンバー・ナゲッツ(いずれも右側がホームチーム)の5カード。
25日の時点で、ウェスタン・カンファレンスはサンダーが26勝4敗で1位、スパーズが22勝7敗で2位につけており、今シーズンはここまでスパーズが2戦全勝している。
マブスのクレイ・トンプソンは、かつて4度の優勝を飾った古巣ウォリアーズのホームへ凱旋し、ステフィン・カリーやドレイモンド・グリーンらと再会。今年のドラフト全体1位指名、クーパー・フラッグ(マブス)はクリスマスゲームデビューを飾る。
ロケッツ対レイカーズ戦では、レギュラーシーズン通算3万1201得点で歴代8位のケビン・デュラント(ロケッツ)と、通算4万2429得点で同1位に君臨するレブロン・ジェームズ(レイカーズ)が激突するほか、ロケッツのアルペレン・シェングンが初のクリスマスゲームへ臨む。
また、サンダーのシェイ・ギルジャス・アレクサンダー(SGA)とジェイレン・ウィリアムズ、キャバリアーズのダリアス・ガーランドとエバン・モーブリーも出場となれば、クリスマスゲームデビューとなる。
クリスマスゲームのデビュー戦における歴代最多得点記録は、ウィルト・チェンバレン(元サンフランシスコ・ウォリアーズほか)が1959年にたたき出した45得点。続いてトレイシー・マグレディ(元オーランド・マジックほか)が2000年に43得点を奪い、昨年スパーズのビクター・ウェンバンヤマが歴代3位の42得点と鮮烈なデビューを飾った。

昨年のクリスマスゲームで衝撃のデビューを飾ったウェンバンヤマ[写真]=Getty Images
前シーズンにMVPとファイナルMVPを受賞した選手がクリスマスゲームでプレーするのは、SGAが2013年のレブロン(当時マイアミ・ヒート)以来初。今シーズンにリーグ2位の平均32.5得点を誇るスコアリングガードが、ホームでスパーズ相手にサンダーを今シーズン初勝利へ導くことができるかは必見。
一方、クリスマスゲームにおける通算記録ではレブロンが上位に立っている。通算507得点、フィールドゴール成功数180本、出場試合数19、勝利数11で歴代トップ。3ポイントシュート成功数31本はジェームズ・ハーデン(ロサンゼルス・クリッパーズ)と並んで歴代1位タイ、137アシストと28スティールではどちらも同2位を誇っている。
クリスマスゲームにおける1試合最多記録では、バーナード・キング(元ニックスほか)が1984年に60得点、チェンバレンが1961年に36リバウンド、ネイト“タイニー”アーチボルド(元カンザスシティ・キングスほか)が1966年に18アシストでそれぞれトップ。
スティールではカイリー・アービング(現マブス)が2016年に7本、ブロックショットではディアンドレ・ジョーダン(現ニューオーリンズ・ペリカンズ)が2011年に8本で歴代最多。3ポイント成功数ではステフィン・カリー(ウォリアーズ/2024年)、ルカ・ドンチッチ(レイカーズ/2023年)、グレイソン・アレン(フェニックス・サンズ/2023年)、パティ・ミルズ(元スパーズほか/2021年)がそれぞれ8本でトップタイとなっている。
なお、これまでクリスマスゲームで50得点超えをたたき出したのは4選手のみ。キングの60得点のほか、チェンバレンが1961年に59得点、リック・バリー(元ウォリアーズほか)が1966年に50得点、そしてドンチッチが2023年に50得点を記録している。
今年のクリスマスゲームでは、どんな試合が展開されるのか。スーパースターたちによる競演で、熱戦が繰り広げられて新たな記録が生まれる可能性も十分ありそうだ。
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