2021.01.29

前節ともに敗れたサンロッカーズ渋谷と宇都宮ブレックスの一戦は序盤から目の離せない戦いに

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

サンロッカーズ渋谷vs宇都宮ブレックス(@大田区総合体育館)
第1戦:1月30日17時5分 第2戦:1月31日14時5分

 チャンピオンシップ進出を争う東地区3位のサンロッカーズ渋谷と同1位の宇都宮ブレックスが激突。順位決定にも影響を及ぼす直接対決を迎える。

 SR渋谷は前節、川崎ブレイブサンダースに敗れて連勝が8でストップ。ライアン・ケリーが欠場した中、活躍が期待されたベンドラメ礼生がフィールドゴール1本の6得点に終わり、インサイドの要、チャールズ・ジャクソンも相手のディフェンスに苦しんだ。もちろんチームとして奮起を図ったが、19ターンオーバー、そこから25失点という数字がゲームを難しくしたことを物語っている。

 一方、宇都宮も前々節の千葉ジェッツ戦で会心の2連勝を飾ったが、前節はアルバルク東京に今シーズン4度目の対決にして敗戦。ターンオーバーは7、リバウンドもシーズン平均(36.1)と同等の37を記録したが、相手に47のリバウンドを許し、球際で劣勢に回った。また比江島慎の復帰はポジティブだったが、大黒柱のライアン・ロシターが後半出場を見送ったことは、少なからず試合の流れに影響を与えたことだろう。

 両チームの対戦成績は宇都宮の2戦2勝。SR渋谷は第5節の2戦目で土壇場に逆転負けした苦い経験を持つ。リバウンドの競り合いでは宇都宮に分があるものの、両者ともにリーグ屈指のディフェンスを誇るだけに、些細なミスが勝敗に直結する。ケリーやロシターの状態が気掛かりではあるものの、敗戦からチームでしっかりと修正する力を持っており、試合序盤から目の離せない攻防が繰り広げられるだろう。

文=大橋裕之

■ロスター
・SR渋谷(ヘッドコーチ:伊佐勉)
関野剛平
ベンドラメ礼生
チャールズ・ジャクソン
西野曜
ジェームズ・マイケル・マカドゥ
渡辺竜之佑
野口大介
広瀬健太
石井講祐
山内盛久
ライアン・ケリー ※インジュアリーリスト
盛實海翔
田渡修人
八村阿蓮 ※特別指定

・宇都宮(ヘッドコーチ:安齋竜三)
田臥勇太
ジェフ・ギブス
LJ・ピーク
比江島慎
テーブス海
遠藤祐亮
竹内公輔
荒谷裕秀 ※特別指定
渡邉裕規
鵤誠司
ライアン・ロシター
喜多川修平
ジョシュ・スコット
星川堅信 ※特別指定

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