2017.02.24

富山が古川好調の栃木と初対決、古巣戦に臨む宮永はハッスルできるか

 勝率で並んでいたアルバルク東京との直接対決を制し、栃木ブレックスが東地区首位の座を守った。これで1勝差をつけ、対戦成績でも2勝1敗とリード。ただ、3月5、6日にA東京との再戦を控えているだけに、今節は連勝して少なくとも差を保っておきたい。

 A東京との一戦は手に汗を握る展開だった。終始点差が開かない中、残り37秒で4点をリードされるが、ライアン・ロシターが残り0.6秒で逆転の3ポイントを沈めて熱戦にピリオドを打った。リバウンドも18を数えたロシターが最大の殊勲者であることは言うまでもないが、ロシターの前に2ポイントを決めた古川孝敏も18得点と貢献度は高い。古川は現在6試合連続2ケタ得点と、シーズン序盤に欠場した分を取り戻す勢いだ。

 今節の相手は初対決となる富山グラウジーズ川崎ブレイブサンダースとの前節は、古巣戦となった宮永雄太が13得点4アシストと気を吐き、第2クォーター以降は相手の得点を上回ったが、第1クォーターに背負った15点のビハインドが響いた。

 宮永にとっては栃木も古巣。城宝匡史のケガの具合にもよるが、川崎戦のように出場時間を確保できれば得点などの数字も伸びるはず。かつてのホームで一層のハッスルを期待したい。

文=吉川哲彦

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