2017.04.08

SR渋谷は堅いディフェンスを継続できるか、横浜は得意のパス回しを活かしたい

 下降線をたどっている横浜ビー・コルセアーズがヘッドコーチ交代の断を下した。2節続けて欠場していた青木勇人HCとの契約を解除し、尺野将太アシスタントコーチが昇格。その初陣は川崎ブレイブサンダースに連敗して残留プレーオフ圏に転落ときつい洗礼を浴びたが、4月5日に新たに古田悟アソシエイトコーチと契約を結んだ。さらなるテコ入れで難局の打開を図る。

 川崎戦は竹田謙が今季初めて先発出場したが、リーグ最高勝率の相手とあって特効薬にはならなかった。2戦目は19アシストをマークしながらも57点にとどまっており、パスはよく回ったが決定力を欠いたということになる。

 今節はアウェイでサンロッカーズ渋谷との対戦。前回のアウェイ戦は流山市開催で、今回初めて青山学院記念館に乗りこむ、正真正銘の“東横ダービー”だ。SR渋谷は富山グラウジーズに連勝すれば白星先行となるところだったが、1戦目で62失点とハッスルしたディフェンスが2戦目まで続かなかった。伊藤駿が再び戦線離脱したのは痛いが、改めて白星先行を目指す。

 SR渋谷としては、横浜のパス回しを分断してボールマンを孤立させたいところ。連勝するには、堅いディフェンスを80分間継続する我慢強さが必要だ。

文=吉川哲彦

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