2017.04.08

オフェンス面が目を引く富山と新潟、日本人スコアラーの活躍が勝敗を分ける

 前節のサンロッカーズ渋谷戦を1勝1敗で乗りきり、横浜ビー・コルセアーズとの差を1ゲーム差に縮めた富山グラウジーズ。中地区最下位と残留プレーオフ圏からの脱出がいよいよ視野に入ってきた中、前節に続いてホームで戦えるのは大きなチャンスだ。

 SR渋谷戦との1戦目は2ケタ得点をマークした4選手以外が計9得点しか挙げられなかったが、2戦目は得点バランスの改善に成功。1戦目で連続2ケタ得点が7試合でストップした宇都直輝も、2戦目は16得点としっかり借りを返した。

 その富山と対戦する新潟アルビレックスBBも、前節は1勝1敗で三遠ネオフェニックスと星を分けた。1戦目は延長にもつれこんだ熱戦を制したが、2戦目は五十嵐圭が20得点4スティールの活躍を見せるも敗れた。この三遠戦で森井健太の特別指定選手としての活動期間が終了し、残り11試合は五十嵐を含む日本人選手のさらなる奮起が求められる。

 今季はオフェンス面が目を引く両チーム。宇都ら爆発力のある富山の日本人選手に対し、新潟も日本人選手がドライブや3ポイントで真っ向勝負を挑めるか。前節2戦合計33得点の五十嵐と、1戦目で15得点の遥天翼に期待が懸かる。

文=吉川哲彦

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