2017.12.19

川崎ブレイブサンダースにとってはリベンジマッチ、守備からリズムを作りアルバルク東京撃破なるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 今季2回目となる水曜開催。前回と同じ顔合わせでホームとアウェーが入れ替わり、川崎ブレイブサンダースアルバルク東京をホームに迎え、リベンジを狙う。

 千葉ジェッツと戦った前節の川崎は、1戦目がわずか57得点の完敗。3ポイントの成功率が2割を切るなど、千葉のディフェンスの前に自慢のオフェンスが機能しなかった。2戦目は前半で46得点を挙げるなど立ち直り、前日無得点に終わった辻直人も11得点8アシストで勝利に貢献した。ニック・ファジーカスも7試合ぶりに30得点をクリアしている。

 一方のA東京は上り調子の栃木ブレックスをねじ伏せ、東地区首位を堅持した。1戦目はオフェンスの起点となる田中大貴が10アシストと役割を果たし、栃木のディフェンスをかく乱。2戦目は全体的に外角シュートがやや不調だったが、やはり田中がフリースロー10本をすべて決める試合巧者ぶりを発揮した。

 前回の激しい打ち合いはA東京に軍配が上がっている。同じ展開ではA東京の思うつぼにもなりかねず、川崎はディフェンスにフォーカスする必要がある。タイトなディフェンスと果敢なルーズボールが持ち味の藤井祐眞のハッスルが、チームに火をつけるはずだ。

文=吉川哲彦

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