2017.12.19

勝率で並ぶ両チームが激突、島根スサノオマジックはバーンズをどう抑えるかが勝利へのカギ

 B2から昇格した2チームの、今季2度目の激突。前回は西宮ストークスに軍配が上がったが、島根スサノオマジックもここまで五分の勝率で乗りきっているホームを守らなければならない。

 前節の西宮は琉球ゴールデンキングスと対戦。1戦目は第1クォーターに9得点しか挙げられず、30得点をマークしたドゥレイロン・バーンズの孤軍奮闘に終わった。2戦目は谷直樹道原紀晃が得点を伸ばしたが、1戦目に続いて第1クォーターの得点が少なく、後手に回ってしまった。

 島根も、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦は2戦とも試合の入りで相手の先行を許し、挽回できないまま敗戦。得点源として期待されたタイラー・ストーンが2戦続けて1ケタ得点に沈んだことも痛かったが、2戦目に前半だけで50失点というディフェンスはそれ以上に大きな問題だ。

 現在5勝18敗で並んでいる両者。1試合平均のスタッツも似通っているが、差異が見られるのがフリースローとスティール。島根は序盤に先手を取るだけでなく、得点源でスティールも得意なバーンズがコートに立つ第2、第4クォーターに細心の注意を払う必要がある。バーンズをマークする可能性が高いストーンと佐藤公威の働きがカギだ。

文=吉川哲彦

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