2018.04.27

残留PO回避を目指す両軍、滋賀レイクスターズは相手の好調オフェンスを止めることができるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 前々節まで5勝1敗と「B1 残留プレーオフ 2017-18」回避へスパートをかけていた大阪エヴェッサの勢いは、レバンガ北海道の「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」進出への望みをも打ち砕いた。1戦目はエグゼビア・ギブソンの大車輪の活躍で北海道の追撃を3点差でかわし、キース・ベンソンが攻守に存在感を放った2戦目も第4クォーターに追いあげを受けたが逃げきった。1つの大きな山を乗り越え、今節は滋賀レイクスターズとの最終決戦に臨む。

 大阪を1勝差で追う状態が続く滋賀も、西宮ストークスを退けてその差をキープ。1戦目は前半にリードを許したが、リーグ新記録となる並里成の16アシストでディオール・フィッシャーベンキー・ジョイスが得点を量産し、90得点で勝利を収めた。2戦目はフィッシャーがリーグ新記録の20ディフェンスリバウンドを達成し、47失点に抑えこむ完勝。約2カ月欠場していた菅原洋介がこの試合で復帰したことも明るい材料だ。

 滋賀は第25節以降、7勝2敗と大阪にも劣らぬ猛スパートで、昨季同様シーズン終盤に底力を発揮。その間、80失点以上は1試合しかない。現在4試合連続で80得点以上の大阪を止めることができれば、連勝で順位をひっくり返すことも可能だ。

文=吉川哲彦

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