2018.05.02

アウェーの大阪エヴェッサ、琉球ゴールデンキングスを退けるには日本人選手の活躍が必須

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 すでに西地区優勝を決めている琉球ゴールデンキングスだが、前節のアルバルク東京戦は「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」の前哨戦として大きな意味を持つ試合。その1戦目は序盤からリードを保ち、第4クォーターに9失点で突き放して白星を挙げた。2戦目は相手に攻守とも改善されて61得点で敗れたが、チャンピオンシップを前に課題を得たことは前向きに考えるべきだろう。個人では岸本隆一が5試合連続、田代直希が6試合連続で2ケタ得点をマークしており、安定感が備わってきたことが収穫だ。

 B1残留を賭けて滋賀レイクスターズとの直接対決に臨んだ大阪エヴェッサ。1戦目は後半だけで58得点を挙げたが、23得点しか奪えなかった前半の25点ビハインドが響いて敗戦を喫した。2戦目は第1クォーターを6失点に抑えるなどディフェンスで踏ん張ってリベンジし、かろうじて滋賀との1勝差を守った。とはいえ、残り3試合の相手はディフェンスの強度が高く、得点をエグゼビア・ギブソンに頼る傾向は改善が必要だ。

 琉球のディフェンス網をこじ開ける役割は、やはり日本人選手に期待したいところ。栃木ブレックスでともに優勝の歓喜を味わった古川孝敏須田侑太郎とのマッチアップも予想される熊谷尚也の奮起に期待したい。

文=吉川哲彦

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