2018.05.02

ともに負けられない状況が続く両軍、勢いで勝る新潟アルビレックスBBは今村佳太の躍動に期待

 1つでも敗れると「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」進出の可能性が消滅してしまう新潟アルビレックスBBが底力を見せた。三遠ネオフェニックスとの前節1戦目は第1クォーターで得たリードをしっかり守って勝利。畠山俊樹が急きょ欠場となった2戦目は追いすがっては離される我慢の展開となったが、最後の5分弱で18得点の猛攻を見せて試合をひっくり返した。チャンピオンシップへの執念とホームの声援を背に、富山グラウジーズ戦も一戦必勝で臨む。

 その富山はシーホース三河との1戦目で大接戦を演じながらも残り3秒で勝ち越しを許し、この時点で一旦残留「B1 残留プレーオフ 2017-18」出場圏内に突入。2戦目も最後まで1点を争う熱戦となったが、宇都直輝の30得点14アシストとクリント・チャップマンの33得点でハイスコアゲームを制し、1日で残留プレーオフ圏外に脱した。最終節は、同じく残留プレーオフ回避を目指す滋賀レイクスターズとの直接対決。少しでも優位を保って滋賀との最終決戦を迎えたいところだ。

 今季5度の対戦で新潟は1勝した後に4連敗という状況だが、現在の勢いは明らかに上回る。新人ながら23試合連続でスターター出場している今村佳太に、チームの勢いを増幅させる躍動的なプレーを期待したい。

文=吉川哲彦

この試合の他の記事

富山グラウジーズの関連記事

B1の関連記事