アジアカップでメダル獲得を目指す3x3男女日本代表メンバーを発表

　日本バスケットボール協会（JBA）は4月27日、同月29日から5月1日の日程で開催される「FIBA 3×3 アジアカップ2018」に出場する男女代表4名を発表した。中国深圳市で行われる同大会は、男子22チーム、女子18チームが出場。昨年は10月にモンゴルのウランバートルで開催され、男子は地元のモンゴル、女子はオーストラリアが優勝した。

　発表記者会見の冒頭にあいさつに立った日本バスケットボール協会（JBA)の三屋裕子会長は、「今年から本格的に“強化”“育成”“普及”を進める準備が整った。全国各地で大会がスタートすることで普及が始まっていく。それに伴いアンダーカテゴリーの選手の育成、さらに代表選手の強化も進めていく。これまで5人制と3x3は別々に強化をしてきたが、これからは一体で行うとともに、3x3専任の選手も増やしていきたい」と、今後のJBAの方針を語った。

　これまで多くの国際大会を経験している落合知也は、「年配の方にも3x3を知っていただけるように頑張りたい。1戦1戦戦って、内容よりも結果を求めるつもり。そうすることで優勝が近づいてくる」と抱負を語った。

「年配の方にも3x3を知ってもらいたい」と、日本国内での普及に言及した落合知也

　今回選ばれた女子代表の中で唯一、国際大会に出たことがあり、アテネオリンピックに出場経験を持つ立川真紗美は「チームとしてまだまだ強化しなければいけないが、メダルを狙える位置にいるのは確か」と日本の立ち位置に言及。さらに「ドライブ、内外からの攻めがかみ合えば、チャンスはあると思う」と、力強く目標を語った。

　男女代表チームをサポートする長谷川誠氏アドバイザーコーチは「男女ともメダル獲得を目指す」と自信を込めて語った。さらに「次につながるように、一人ひとりが成長できるようにサポートしたい。ぜひ3x3日本代表に注目してほしい」と、この日集まった報道陣へのアピールも忘れなかった。日本代表チームは本日の夜に日本を離れ、中国に入る予定。長谷川コーチは「本番に向けていい状態で大会に入れるように臨みたい」と気持ちを引き締めていた。

長谷川誠アドバイザーコーチは「ぜひ3x3日本代表に注目してほしい」と期待を込めた

　経験豊富なメンバーがそろった男子代表、Wリーグで活躍したメンバーで臨む女子代表、ともに2020年東京オリンピックに向けて、大切な一歩を記す大会となるのかもしれない。

FIBA 3×3 アジアカップ2018男女日本代表メンバー
★男子代表選手
#1 野呂竜比人（188cm・Team TOKYO／RBC東京）
#3 小松昌弘（191cm・Team TOKYO／RBC東京）
#7 鈴木慶太（180cm・Team TOKYO／RBC東京）
#91 落合知也（195cm・Team TOKYO）

☆女子代表選手
#3 石川麻衣（180cm／無所属）
#9 名木洋子（175cm／無所属）
#11 前田有香（173cm／無所属）
#45 立川真紗美（171cm／無所属）