2018.05.05

川崎ブレイブサンダース、東地区2位の可能性を残してリーグ最高勝率の相手に挑む

 シーホース三河名古屋ダイヤモンドドルフィンズを4点差でかわし、リーグ全体の1位を確定させた。3試合欠場から復帰した比江島慎の活躍で第2クォーターにリードを奪い、その後は粘る名古屋Dに苦しめられながらも退けた。比江島の他に桜木ジェイアール金丸晃輔アイザック・バッツが2ケタ得点をマーク。中でもバッツは38分に出場して16リバウンドを稼いだ。

 対する川崎ブレイブサンダース千葉ジェッツ戦でニック・ファジーカスを帰化選手として登録し、オンザコートを変更。ファジーカスと外国籍選手2人が計80分コートに立ち、その優位性を存分に活かして102得点で勝利した。篠山竜青が欠場したものの、代わってスターターを務めた藤井祐眞が17得点7アシストを挙げている。

 川崎はアルバルク東京との2勝差を保ち、東地区2位の可能性をわずかに残した。A東京が連敗しなければならない他力本願の状況ではあるが、勢いに乗って「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」に臨む意味でも今節の重要度は高い。ファジーカスを帰化選手として起用する試合運びを確立し、そのメリットを最大限に活かすことができれば、リーグ最高勝率の三河から連勝を奪うことも不可能ではない。

文=吉川哲彦

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