2018.05.01

不安要素抱える名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、大宮宏正や中務敏宏がチームを鼓舞できるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」進出に一歩ずつ近づいている名古屋ダイヤモンドドルフィンズ。前節の横浜ビー・コルセアーズ戦は2戦とも相手の粘りに苦しめられたものの、最後はしっかりと勝ちきった。1戦目は安藤周人が3ポイントとドライブで流れを引き寄せ、勝負どころではジャスティン・バーレルの力強さが活きた。2戦目は中東泰斗の活躍でリードしながらも追いつかれたが、延長戦では相手のファウルの多さに乗じてフリースローで得点を積み重ねた。この連勝でチャンピオンシップ進出に王手をかけたが、安藤とバーレルが負傷してしまったのが気になるところだ。

 そして、今節はシーホース三河という強敵と相まみえる。比江島慎が前節に続いて欠場した三河は、富山グラウジーズを相手に苦戦。1戦目は残り3秒で逆転し、2戦目は残り37秒で逆転された。2戦目の黒星は桜木ジェイアールが欠場したことも影響したが、一方で松井啓十郎が21得点、森川正明が14得点という成果もあった。

 今節は平日開催で前節との試合間隔が短く、安藤とバーレルが出場不可となれば名古屋Dは一気に重苦しいムードに包まれかねない。最も経験豊富な柏木真介の復帰も微妙な中、柏木に次ぐ年長者の大宮宏正中務敏宏がチームを鼓舞する必要がある。

文=吉川哲彦

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