2018.04.29

アーリーカップ2018は韓国の強豪チームが参戦、大河チェアマン「もっと盛んにしていきたい」

28日に「B.LEAGUE EARLY CUP 2018 KANTO」の会場となるブレックスアリーナで公開会見が実施された[写真]=B.LEAGUE
1981年、北海道生まれ。「BOOST the GAME」というWEBメディアを運営しながら、スポーツジャーナリストとしてBリーグを中心に各メディアに執筆や解説を行いながら活動中。「日本のバスケの声をリアルに伝える」がモットー。

シーズンの到来を告げる、一発勝負のトーナメント「B.LEAGUE EARLY CUP 2018」の公式会見が開催

 
 Bリーグ公式トーナメントカップ戦「B.LEAGUE EARLY CUP 2018」の開催が2月7日に発表された。第2回目を迎える今回は9月7日から9日の3日間に東北、関東、北信越、東海、関西、西日本の6地区で開催が決定。

 Bリーグ35クラブの出場に加え、新たにKBL(韓国バスケットボールリーグ)の強豪でもある「ソウル三星サムスンサンダース」が関西地区で出場することが決定し、計36クラブが各地で頂点を狙うことになった。さらに関東、北信越、東海、関西、西日本の5地区では、U15チームによるエキシビジョンマッチを開催。大会テーマソングは、米米CLUBのヒットナンバー『Shake Hip!』が今大会のためにアレンジされた『Shake Hip!~ B.LEAGUE EARLY CUP 2018 VERSION~』に決定するなど、今回のトーナメントも非常に面白くなりそうな予感がしている。

 そんな中、「B.LEAGUE EARLY CUP 2018 KANTO」の会場となるブレックスアリーナ宇都宮で、4月28日の栃木ブレックスvsサンロッカーズ渋谷のゲーム後、コート上での公開会見が実施された。Bリーグの大河正明チェアマン、開催地、宇都宮市の佐藤栄一市長、栃木の選手が参加した同会見は、テーマソングを歌う、米米CLUBからのVTRメッセージが届くなど華やかな会見となった。

 大河チェアマンが「アーリーカップはチャンピオンシップ、天皇杯に続く、三大タイトルとなることを目指している。関東はここ、ブレックスアリーナで開催することに決定しました」と発表すると、再び大きな大歓声にアリーナが包まれた。さらに続けて「この大会は試合の醍醐味だけでなく、試合会場でのライブエンターテインメントにも大注目してほしい。そして、負けたら終わりの真剣勝負がアーリーカップの醍醐味。是非とも楽しんでもらいたい」と語った。

2回目となる今回は「会場でのライブエンターテインメントにも大注目してほしい」と述べた大河チェアマン[写真]=B.LEAGUE

 その後登場した、佐藤宇都宮市長は「宇都宮市がバスケットボールの街と言ってもらえるように、今回の大会も官民あげて、おもてなしをして、皆さんに楽しんでもらえるようにがんばってまいります」と力強くコメントを残した。

 公開会見後に行われたメディアからの質問に対して、大河チェアマンは「このような関東の6チームが一気に集結して真剣勝負をする大会は他にはない。この大会を今後もっと盛んにしていきたい。新加入や移籍などで加入した選手がどのようにチームにフィットするなどを期待してもらいたいし、地域に根ざしたリーグづくりを体現する大会として地方で開催する意義があると思う」とコメント。

会見には佐藤栄一宇都宮市長も参加[写真]=B.LEAGUE

 一方の佐藤宇都宮市長は「今回開催できることは大変喜びでいっぱい。今まで地道におもてなしを実践してきたことを、今大会を通じても継続して行っていき、バスケットボールの発展と宇都宮市のPRにつなげていきたい。市民の皆さん、特に子どもたちに生で本物のプレーを見られる機会ができたのは素晴らしいこと。さらには餃子だけではない、ジャズやカクテルに美味しい農産物など様々ある宇都宮の魅力を知ってもらい、触れてもらいたい」と語った。そして、2人とも「日帰りではなく、是非宇都宮に泊まって、思う存分楽しんでもらいたい」とファン、ブースターへのお願いも忘れていなかった。

 Bリーグ3シーズン目の到来を告げる真剣勝負のアーリーカップ。これから始まる2シーズン目のクライマックスを楽しむと同時に、今からスケジュールを抑えて、交通手段とホテルも抑える。そして、本物の真剣勝負と開催地の街の魅力を思う存分楽しむ準備を進めるしかない。

栃木ブレックスのマスコット『ブレッキー』(左端)と宇都宮市のマスコット『ミヤリー』(右端)[写真]=B.LEAGUE

文=鳴神富一

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