2018.05.01

地区最下位は避けたい両チーム、サンロッカーズ渋谷は相手の好調オフェンスを機能不全に追いこめるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 前々節に「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」進出の可能性がなくなったサンロッカーズ渋谷は、前節の栃木ブレックス戦も白星を挙げることができず、元気なく5連敗。1戦目はロバート・サクレがフィールドゴールを15本中3本しか決められず、2戦目はチームで成功率5割を超える10本の3ポイントを決めながら、3ポイントのほぼ2倍放った2ポイントを11本しか決められなかった。5連敗中の1試合平均得点は64点と、得点力不足に泣いている。

 SR渋谷と同様に、レバンガ北海道も前々節にチャンピオンシップ進出を逃して以降6連敗だが、オフェンス面で悩むSR渋谷とは対照的に得点力は維持しており、ディフェンスが敗因となっている。前節の千葉ジェッツ戦も得点は2戦とも80点をクリアし、2戦目にはマーク・トラソリーニが42得点をたたきだしてもいるが、ディフェンスの我慢が続かずに接戦を勝ちきれなかった。

 今季の直接対決では、SR渋谷が勝利した3試合はいずれもロースコア。残る2試合は北海道が90得点、89得点とオフェンスを機能させ、得失点差では北海道が上回る。第30節を終えて勝率で並んでおり、SR渋谷は敗れれば東地区最下位の回避へ不利な状況となる。プライドを賭けて北海道のオフェンスを機能不全に追いこまなければならない。

文=吉川哲彦

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