2018.09.17
中地区2位として「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」に臨む名古屋ダイヤモンドドルフィンズが、西地区1位、リーグ全体3位の琉球ゴールデンキングスとのクォーターファイナル第1戦を71-69で制した。
5月12日、敵地の沖縄市体育館に乗りこんだチャンピオンシップ初出場の名古屋Dは第1クォーター序盤から、得意とする3ポイントシュート中心のアウトサイドではなく、ビッグマンでエースのジャスティン・バーレルにボールを集めて攻撃を展開。詰め寄られては引き離す試合が繰り広げられる中、第2クォーターの開始2分52秒には点差をこの日最大の16点まで拡大した。
52-45で迎えた最終クォーターは一転して3ポイントシュートの打ち合いとなったが、最後までリードを譲らずに2点差で逃げきった。梶山信吾ヘッドコーチが試合を「チャンピオンシップらしい、気持ちと気持ちのぶつかり合い」と評せば、笹山貴哉は「最初からエナジーを出して、チャレンジャーの気持ちでぶつかった」と振り返る。
笹山はその言葉どおり、ルーズボールやリバウンドに飛びこみ、司令塔ながら7つのディフェンスリバウンドを含むチームトップの8リバウンドをマーク。第4クォーター途中には日本代表の古川孝敏と激しくボールを奪い合う場面も見られた。
「気持ちで負けたら絶対負けると思っていた。まずは自分が気持ちを全面的に見せて、ポイントガードとしてチームを鼓舞して、周りの選手を引っ張っていけるように意識していた。100パーセントできたわけではないが、そういったことを続けていくことが大事」
得点はレギュラーシーズンの1試合平均10.6得点を下回る7得点にとどまった。スコアはあまり意識していないというが、第1クォーター残り1分16秒で決めた、リードを6点差に広げる3ポイントシュートは「勝負所で、またチャンピオンシップという舞台で1本決めることができたのはすごく大きい」。
完全アウェーの環境下、今季4戦4敗の琉球から初白星を手にしたが、笹山は「最後のゲームクローズの部分は課題。まだまだやらないといけないことはたくさんある」と気を引き締める。「生きるか死ぬか」(梶山HC)の第2戦を制し、ベスト4に駒を進めることができるか。
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