点の取り合いが予想される一戦、富山グラウジーズは大塚裕土の出来が勝敗を大きく分ける

■富山グラウジーズvs栃木ブレックス（＠富山市総合体育館）
第1戦：11月17日18時5分、第2戦：11月18日13時5分

　第2節で相まみえた両チームが再び激突。今節は富山グラウジーズがホームの富山市総合体育館に栃木ブレックスを迎え撃つ。

　その富山は現在9勝6敗で中地区3位。前節、敵地での滋賀レイクスターズ戦では初戦で連敗を「3」で止め、第2戦もものにした。第1戦、第2戦ともに第3クォーターで失速したが、最後の10分間で34－17（第1戦）、31－15（第2戦）と突き放した結果となった。レオ・ライオンズは開幕から1試合平均20得点以上をマークし続けて好調をキープ。やや得点が伸び悩んでいたジョシュア・スミスは前節で計51得点をたたきだし、復調の兆しを見せた。また、宇都直輝も第2戦では今季最多タイの16得点に加え、9アシストで攻撃をけん引。チームとしても、これからもう1段ギアを上げたいところ。前回対戦で栃木に連敗を喫した富山としては、ホームで借りを返したい。

　対する栃木は今節、6試合ぶりのアウェーでの試合。ライジングゼファー福岡を迎えた前節は、序盤から持ち前のハードなチームディフェンスで主導権を握り、2試合とも20点差をつけて快勝した。攻撃でも田臥勇太を欠く中、ライアン・ロシターと渡邉裕規を中心に、ここ5試合で1試合平均88.8得点を記録中。守備もさることながら、得点を奪えていることが東地区首位を走る要因となっている。

　第9節を終えた時点で、平均得点数がリーグ1位の富山と2位の栃木。ホームの富山としては、40分間アグレッシブにアタックし続けて栃木を力で押しきりたい。点の取り合いを制するには、大塚裕土が渡邉のシュート力に対抗できるかが1つのポイントとなるだろう。

■ロースター
・富山（ヘッドコーチ：ドナルド・ベック）
レオ・ライオンズ
 船生誠也
 阿部友和
 山田大治
 水戸健史
 宇都直輝
 比留木謙司
 大塚裕土
 葛原大智
 青野文彦
 ジョシュア・スミス