2019.01.07

オールジャパンで繋がって、そして実を結ぶ2019年に。三屋会長、大河チェアマンが新年の抱負を語る

三屋裕子JBA会長(写真右)と大河正明Bリーグチェアマンが今年の抱負を漢字一文字にしたためた
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 1月7日、都内で日本バスケットボール協会(JBA)の三屋裕子会長が、JBAとBリーグ、バスケットボール女子日本リーグ(WJBL)、Bマーケティングのスタッフに向けて新年のあいさつを行った。「昨年も言いましたが、アジアのデッペンを取る。まずそこを目指すことを改めてこの場でお話します。バスケットファミリーとして一致団結して、各自が仕事を義務でするのではなく、自身から率先して行うプレーヤーの気持ちで取り組みましょう」と力を込めた。

 また、1月1日付で設立されたバスケットボール・コーポレーション株式会社で代表取締役社長を務めるJBAの田中博道事務総長もスタッフの前に立ちあいさつ。「バスケットボールファミリーの新しい形がスタートする。我々もプロの意識を持ち、一人ひとりが高い意識で臨んでいこう」と檄を送った。

 全体あいさつ終了後、囲み取材に応じたJBA三屋会長とBリーグ大河正明チェアマンは、その冒頭で今年の抱負を漢字一文字に込めて色紙に書初めを行った。

 三屋会長が選んだ文字は「繋」。「2月にはワールドカップ予選が終わりますが、ぜひとも出場権を獲得したいと思っています。また、3月30日、コートジボワールでFIBA(国際バスケットボール連盟)のセントラルボードミーティングが行われ、そこで東京オリンピックの開催国枠が議題として挙がります。その後、八村(塁/ゴンザガ大学)が6月にNBAのドラフトにかかる可能性が大きいと言われています。そして、9月にワールドカップ本番。そして、その後2020年には東京オリンピック、パラリンピックに繋がっていきます。今年は一つひとつが次のステップに繋がる年。そして2020から2023年のワールドカップに繋がっていき、2024年のパリオリンピックには自力で出場。そうしていくことが、次の世代、次のステップに繋がっていく。その繋がりのスタートの年だと思っています」。

三屋裕子JBA会長が筆を持ち、今年の抱負を色紙に書いた


 大河チェアマンは「結」を選択。「一つは団結。そして結束する。オールバスケットで結束して、団結していくという意味での『結』です。今回バスケットボールコーポレーションという会社作りましたが、バスケットボール界の総力を結集してやっていきたいと思います。そして2つ目の『結』は、Bリーグはもう結果を求められている団体であること。そこで、結果を実らせる『結実』、結果の『結』という意味もあります」。

 三屋会長が語ったように、2019年、日本のバスケットボール界には大きな出来事が次々と起きることが予想される。それに対して、しっかりと繋がり、結び合い、盛り上げる側もオールジャパンで臨んでほしいと切に願う。新元号も始まる今年、日本バスケットボール界の飛躍を期待したい。

文=入江美紀雄

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