2019.03.16

両チームともに負けられない『崖っぷち』の中、ぜひとも連勝で終えたい

バスケットボールキング編集部

名古屋ダイヤモンドドルフィンズvsサンロッカーズ渋谷(@ドルフィンズアリーナ)
第1戦:3月16日16時5分、第2戦:3月17日15時5分

 B1リーグは第28節を迎え、レギュラーシーズンはあと残り15試合。チャンピオンシップ進出に向けて各チームがラストスパートをかける状況が続いている。

 今節、ホームでサンロッカーズ渋谷を迎え撃つ名古屋ダイヤモンドドルフィンズは、西地区の2位争いを続ける京都ハンナリーズと水曜日に対戦した。しかし、この試合では69-84と攻防にわたり京都にペースを握られて敗退。ゲーム差を「2」に広げられ、同時にワイルドカードでもシーホース三河に2位の座を譲り3位に下がってしまった。それだけに、SR渋谷との対戦では負けは許されない。SR渋谷は今シーズン初めての顔合わせとなるが、持ち前のオフェンス力を生かして、確実に勝ち星を積み重ねたいところだ。

 CSに進出するには負けられない状況はSR渋谷も同様だ。その中、第26節に中地区の首位を走る新潟アルビレックスBBに連勝を果たした。勝因はロバート・サクレライアン・ケリーベンドラメ礼生の得点源に加え、特別指定選手で専修大学3年生の盛實海翔のパフォーマンスも見逃せない。加えて、2試合との新潟を70点台に抑えたディフェンス力も見逃せないところだ。しかし、前節の栃木ブレックス戦では77-83と敗退。上位チームに勝ち切れない状況は続いている。

 名古屋Dはここに来て笹山貴哉中東泰斗安藤周人らの日本人プレーヤーが安定したスタッツを残しているのが頼もしいところ。さらにマーキース・カミングスクレイグ・ブラッキンズヒルトン・アームストロングも攻防の要としてチームの陽に陰に活躍。厳しい戦いにも負けないタフさが浸透してきているようだ。SR渋谷との対戦ではサイズのあるサクレ、ケリーという両外国籍選手をどのように抑えるかがポイントとなる。名古屋Dとしては武器である機動力のあるオフェンスで揺さぶりたいところ。互いの外国籍選手の働きが勝敗を分けるとも言えるが、それを引き出す日本人選手の活躍も重要だ。

文=入江美紀雄

■ロースター
・名古屋D(ヘッドコーチ:梶山信吾)
中務敏宏
笹山貴哉
張本天傑
安藤周人
中東泰斗
ジャスティン・バーレル(インジュアリーリスト)
クレイグ・ブラッキンズ
満田丈太郎
小林遥太
菊池真人
笠井康平
マーキース・カミングス
木下誠
ヒルトン・アームストロング

・SR渋谷(ヘッドコーチ:伊佐勉)
満原優樹
秋葉真司
清水太志郎
ファイサンバ
ロバート・サクレ
伊藤駿
ベンドラメ礼生
マーカリ・サンダース・フリソン
杉浦佑成
長谷川智也
広瀬健太
山内盛久
ライアン・ケリー
盛實海翔

この試合の他の記事

サンロッカーズ渋谷の関連記事

B1の関連記事