2019.12.08

島根スサノオマジックはサマーズの起用法に注目、サンロッカーズ渋谷は持ち前のオフェンス力を発揮できるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

島根スサノオマジックvsサンロッカーズ渋谷(@鹿島総合体育館)

第1戦:12月8日13時35分、第2戦:12月9日19時5分

 島根スサノオマジックは前々節の連勝で勢いよくアウェーに乗りこんだはずが、1戦目は秋田ノーザンハピネッツに返り討ちに遭い、43点差という思わぬ大敗を喫した。確かな成長を示していたディフェンスが前半だけで52失点と崩れ、攻めては第4クォーターがわずか9得点。相馬卓弥北川弘の欠場の影響も如実に表れた。しかしながら、それを引きずらないのが今季の島根。2戦目でロバート・カーターが3ポイント6本を含む26得点を挙げれば、ブライアン・クウェリはゴール下を制圧して29得点をマークした。後藤翔平もスタッツ以上の存在感を示し、Bリーグでは初の顔合わせとなった秋田戦を1勝1敗で終えた。NBA経験者ドゥワン・サマーズの獲得で、ここからはさらに地力をつけたいところだ。

 サンロッカーズ渋谷は、台風の影響で順延となっていた第2節のアルバルク東京戦がバイウィーク中に組みこまれた。第9節の京都ハンナリーズ戦に連勝し、11月は5勝1敗と好調を持続していたが、A東京に1戦目で18点差と鼻をへし折られた。相手に20個ものターンオーバーを犯させ、自らは7ターンオーバーのみとオフェンスの歯車をうまく回したにもかかわらず、決定力で圧倒的な差がついてしまった。それでも2戦目は前半に奪った11点のリードを守りきってリベンジ。東地区首位争いは痛み分けに終わり、勝率で並んだ宇都宮ブレックスとA東京を対戦成績で下回って3位となったものの、昨季6戦全敗だったA東京に久しぶりに土をつけたことは自信になったはずだ。

 この顔合わせは1試合平均得点でSR渋谷がリーグ首位、島根が同最下位とオフェンス面では大きな差がある。各スタッツを見てもほぼすべてにおいてSR渋谷が上だが、1試合平均失点だけはわずかとはいえ島根が優位に立っている。SR渋谷のオフェンスを狂わせてロースコアゲームに持ちこむことができれば、島根にも勝機は十分。その意味でも、サマーズの起用法には注目したい。

文=吉川哲彦

■ロースター

・島根(ヘッドコーチ:鈴木裕紀)

佐藤公威

後藤翔平

ロバート・カーター

山下泰弘

北川弘

坂田央

阿部諒

相馬卓弥

安部潤

ドゥワン・サマーズ

ブライアン・クウェリ

頓宮裕人

神里和

・SR渋谷(ヘッドコーチ:伊佐勉)

関野剛平

セバスチャン・サイズ

ファイサンバ

ベンドラメ礼生

チャールズ・ジャクソン

杉浦佑成

渡辺竜之佑

野口大介

広瀬健太

石井講祐

山内盛久

ライアン・ケリー

田渡修人

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