2019.12.11

“神奈川ダービー”第2幕、帰化選手の働きが勝敗を分ける

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川崎ブレイブサンダースvs横浜ビー・コルセアーズ(@川崎市とどろきアリーナ)
12月11日19時5分

 川崎ブレイブサンダース横浜ビー・コルセアーズによる“神奈川ダービー”第2幕。第9節の対戦では川崎が2勝を挙げ、Bリーグ開幕からのダービー連勝を「18」に伸ばしている。

 川崎は西地区首位の琉球ゴールデンキングスを退け、7連勝中と絶好調だ。第1戦は46-35で迎えた第3クォーターに試合をひっくり返されたものの、最終的に藤井祐眞ニック・ファジーカスの活躍で接戦をものにした。第2戦では第1クォーターの14点リードをしっかり守りきり、98-75と23点差で圧勝。辻直人が今季最多タイの11得点と復調の兆しを見せ、篠山竜青は5試合連続2ケタ得点と安定した数字を残している。チーム全体でアシスト数は26個、3ポイント成功率は54.5パーセント。ターンオーバーもわずか6個と好ゲームを展開した。

 横浜は外国籍選手2人を入れ替え、新潟アルビレックスBBとのアウェーゲームに臨んだ。7点差で勝利した第1戦は、ジェームズ・サザランドがデビュー戦で18得点10リバウンドと爆発すれば、今季初めてスターターに抜てきされたエドワード・モリスが9リバウンド3ブロックをマーク。第2戦は3ポイントシュートが28.6パーセント、2ポイントシュートが38パーセント、フリースローが64.7パーセントと、総じてショットが不調の中、67-63と4点差で競り勝った。昨季6戦全敗の相手から今季初の同一カード連勝。7勝10敗で黒星が先行しているが、3位の富山グラウジーズに2勝差をつけて中地区2位の座をキープしている。

 川崎はニック・ファジーカス、横浜はモリスと、両チームともに帰化選手を擁している。特にモリスはここ2試合で30分以上のプレータイムを得ており、サザランド、レジナルド・ベクトンと同時にコートに立つ時間もあった。2戦を通じて、得点こそ9点に終わったものの、16リバウンド4スティール6ブロックの活躍。今節も激戦が予想される中、35歳のベテランがチームを勝利に導けるか。

■ロースター
・川崎(ヘッドコーチ:佐藤賢次)
藤井祐眞
林翔太郎
青木保憲
篠山竜青
辻直人
鎌田裕也
マティアス・カルファニ
ニック・ファジーカス
大塚裕土
熊谷尚也
長谷川技
ジョーダン・ヒース

・横浜(ヘッドコーチ:トーマス・ウィスマン)
ジェームズ・サザランド
橋本尚明
レジナルド・ベクトン
ホール百音アレックス
アキ・チェンバース
ハンター・コート
牧全
田渡凌
秋山皓太
竹田謙
エドワード・モリス
ウィリアム・マクドナルド
生原秀将
小原翼

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