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B1滋賀が選手移籍巡り“トラブル”…11月1日に合意発表→4日後に契約解除

昨季終盤に愛媛でプレーしていたノヴァー・ガドソン[写真]=B.LEAGUE
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 11月5日、B1西地区の滋賀レイクスは、同1日に選手契約合意を発表していたノヴァー・ガドソンとの契約を5日付で解除したと発表した。

 アメリカ出身で現在34歳のガドソンは、201センチ100キロのスモールフォワード。昨シーズンは富山グラウジーズ愛媛オレンジバイキングスでプレーしていた。滋賀は外国籍選手の負傷離脱に伴い、ガドソンと短期契約で合意したことを1日付で発表していた。

 しかし、獲得発表からわずか4日後、急転直下の事態に。選手移籍の手続きを進める過程で、ガドソンが愛媛を退団後に海外クラブに在籍していたことが判明。選手登録に必要な書類発行の手続きが進まず、1試合もプレーすることがないまま退団することになったという。

 今回の経緯について、滋賀の原毅人代表取締役社長は、クラブ公式サイトを通じて次のように説明した。

「ガドソン選手には、インジュアリーリストに登録しているマーキース・カミングス選手の穴を埋めるべく活躍を期待しておりました。カミングス選手の全治期間の確定後、考えられる最短での契約締結と来日を実現し、メディカルチェックも完了し、先週のアウェー群馬クレインサンダーズ戦への出場に向けてチーム練習にも合流しておりましたが、以下の背景により契約を解除させていただきました。

背景と致しましては、ガドソン選手が2023-24シーズン限りで愛媛オレンジバイキングスを退団後、一時的にパラグアイのクラブと契約締結していたことが、チーム合流後で判明いたしました。こちらに関しましては、幣クラブが選手サイドから把握していた情報と異なりました。また、外国籍選手の移籍に関しましては、移籍に必要な競技許可書(Letter of Clearance=LOC)が発行される必要があり、今回のケースにおいては、パラグアイのクラブの発行承諾が必要となることが大きな状況の変化となりました。

直ちに該当クラブからLOCが発行されるよう、幣クラブとしても早急かつ全力で可能な限りの対応を続けて参りましたが、本ケースにおいては、選手サイドと該当クラブ間の調整事項がクリアにならないことにはLOCの発行プロセスが進まず、11月6日(水)の佐賀バルーナーズ戦に出場するための選手登録期日となる5日(火)となっても発行がされず、発行の見通しも立ってこないことから契約を解除する決定をいたしました。

ガドソン選手については2021-22シーズン以来の滋賀レイクス復帰ということで、先日の契約合意発表後には多くのブースター・関係者の皆様より歓迎と期待の声をいただいておりました。今回のケースは、外国籍選手の移籍プロセスにおいて非常に稀なケースであったと認識しておりますが、このような結果となり大変残念な気持ちを抱いていると同時に、今後の編成の糧にして参りたく存じます」

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