琉球ゴールデンキングス、練習生時代を含め3季在籍の植松義也が退団「沖縄が本当に、本当に、大好きです！！！」

　琉球ゴールデンキングスは6月4日、植松義也の退団を発表。植松はすでに移籍先が決まっているため、Bリーグの自由交渉選手リストには公示されない。

　現在26歳の植松は、190センチ90キロのスモールフォワード兼パワーフォワード。桐光学園高校、明治大学を経て、2021年1月に特別指定選手としてライジングゼファー福岡に加入し、2021－22シーズンに選手契約を締結した。琉球で活動した翌シーズンは2022年11月に練習生から選手に“昇格”。在籍3シーズンでレギュラーシーズン82試合に出場した。

　クラブ、植松は公式HPで次のようにコメントした。

「植松選手は、高い身体能力とエネルギッシュなプレーでチームに貢献し、コート内外で常にポジティブなエネルギーをもたらしてくれました。どんな場面でもひたむきにバスケットボールへ向き合う姿は、選手・スタッフにとって大きな刺激となりました。また、キングスバスケットボールアカデミーではコーチとして子どもたちと真剣に向き合い、沖縄の子供たちの育成にも情熱を注いでくれました。今後のさらなる飛躍と活躍を、球団一同心より願っております」（クラブ）

「まず初めに、琉球ゴールデンキングス、沖縄サントリーアリーナに関わる全ての方々、そしてファンの皆さま、3年間本当にありがとうございました。福岡との契約が終わり、どこからも契約がない中、練習生として拾ってもらったこと、僕にチャンスをくれたキングスには本当に感謝しています。もしキングスに来られていなかったら、Bリーグにもいられなかったと思います。僕をもう一度プロバスケ選手にしてくれた。この恩は一生忘れません。長く苦しい時期もありましたが、チーム関係者、スクールの子どもたち、沖縄の皆さんの支えや励ましがあったからこそ、乗り越え、掴み取ることができました。自分1人では挫けていたと思います。だからこそ、これからは僕のプロキャリアをかけて、いつか沖縄の皆さんに恩返しできたら良いなと思っています！自分が苦しい時、嬉しい時、どんな時でも背中を押し続けてくれたファンの皆さまの存在が、日頃の準備するモチベーションになりチャンスを掴む原動力になりました」

「沖縄を元気に！ 沖縄の子供たちに夢を！ 少しでもそんな存在になれていたなら、本当に嬉しいです！ 来季は新たな地での挑戦となりますが、キングスファンの皆さまに成長した姿を見せられるよう頑張ります！自分の活躍によって、また子どもたちに夢を与えられたらと思います。本当にありがとうございました！！ キングスが大好きです！ キングスファンが大好きです！ 沖縄が本当に、本当に、大好きです！！！3年間ありがとうございました！」（植松）