2025.06.07

強烈な攻防で上回った日本が53点差快勝!…田中こころ、中村ミラー彩藍ら次世代メンバーが躍動

ゲインズHC率いる新生日本代表が快勝[写真] = 黒川真衣
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 6月7日、豊田合成記念体育館(エントリオ)で「三井不動産カップ2025(愛知大会)」の第1戦が開催。女子日本代表(FIBAランキング9位)が女子チャイニーズ・タイペイ代表(同39位)と対戦した。

 田中こころの先制3ポイントシュートから得点をスタートした日本は、次々とシュートを沈め10-0のランを早速披露。タイペイにも長距離砲を決められたが、ベテランの宮澤夕貴や新顔の中村ミラー彩藍が3点弾で返していき、29-11の18点リードで最初の10分間を終えた。

 続く第2クォーター、日本は守備から徐々に流れを加速させ、髙田真希や田中のポイントにつなげていく。残り3分半には渡嘉敷来夢赤木里帆のアシストを“3点プレー”に昇華させ、会場は大盛り上がり。終盤にはオコエ桃仁花が連続3ポイントを炸裂し、55-18の大量リードで試合を折り返した。

先制点を挙げた田中こころ[写真] = 黒川真衣

 第3クォーターに入ると、東藤なな子がスティールやアシストを続けて決めて存在感を発揮。若手の舘山萌菜もリバウンドで積極性を見せ、果敢なプレーから得点につなげていく。終盤では朝比奈あずさ今野紀花がゴール下で奮闘し、76-33とさらにリードを広げて最後の10分間へ。

 迎えた最終クォーター、日本はシュートミスやターンオーバーが続く展開となるも、中盤にはオコエや中村が3ポイントを沈めて一呼吸。舘山萌菜や朝比奈も好スティールで相手に流れを譲らず、最終スコア95-42で日本が勝利を飾った。

 第1戦を勝利で飾った日本は、中村が12得点2リバウンド、田中が10得点2リバウンド1アシスト、オコエが9得点5リバウンド、東藤が6得点4アシストを記録。登録メンバー全員が出場時間を記録し、チーム全員で強度の高い攻防を維持した。

 続く第2戦は、明日8日の13時にティップオフ予定。第1戦で見つかった課題を洗い出し、前日以上のパフォーマンスで大会を締めくくってもらいたい。

■試合結果
女子日本代表 95-42 女子チャイニーズ・タイペイ代表(@豊田合成記念体育館)
JPN|29|26|21|19|=95
TPE|11|7|15|9|=42