
2025.06.08
6月7日、豊田合成記念体育館(エントリオ)で「三井不動産カップ2025(愛知大会)」の第1戦が開催。女子日本代表(FIBAランキング9位)が女子チャイニーズ・タイペイ代表(同39位)と対戦し、95-42で勝利を飾った。
この試合、ルイビル大学で4シーズンを過ごした今野紀花(デンソーアイリス)が先発の一角を担い、11分3秒の出場で6得点3リバウンド3アシストとマルチな活躍を披露。研鑽を積んできた3ポイントシュートも3本中2本を沈め、チームの快勝に貢献した。
試合後のインタビューに応じた今野は「まずは今日お越しいただいた、たくさんのファンの皆さん。ありがとうございます」と口を開き、「コーリー(・ゲインズ ヘッドコーチ)のバスケットを理解したり、自分がどういう役割で貢献できるのかを考えていて。探り探りですけど、自分がどういうところで攻め切るとか、役割を見つけるのにすごい大事なステップだったので、すごくいい経験だったと思います」と一戦を振り返った。
普段はパワーフォワード(4番)でプレーすることが多いとも話した今野だったが、代表戦ではポジションアップ。「2番(シューティングガード)、3番(スモールフォワード)にポジションが上がるので、マインドを変えてプレーしようっていう気持ちです。今日はしっかり空いているところを打つとか、そういうところをやり切れたと思います」と、イメージしたスタイルをうまく表現できたようだ。
味方との連携から、今野(中央)は3アシストをマーク[写真] = 黒川真衣
その一方で4番でのプレー経験も生きたと、インタビュー後の囲み取材で今野は話した。「(代表では)ポジションレスだからこそ、もしかしたらピックに行く人につくかもしれないし、それは4番の経験がすごく生きますし、逆にハンドラーとして4番の気持ちも分かります。本当に無駄じゃなかったですし、デンソーでの去年の1年間、すごく充実したありがたいものでした」。
第1戦では、ときとしてハンドラーの役割も任せられた今野。「やるかもしれないとは聞いていたんですけど、実際にやったのは初めてです」と語り、「自分にとっても未知のエリアでしたが、恐れないで挑戦できるカルチャーをコーリーが作ってくれてて。自分の進化にとって、すごい状況、いい状況をものにしたいです」と、初めてのチャレンジを回想している。
A代表の一員としてコートに立った感想を聞かれた今野は、「本当に嬉しいです」と感激の様子。「すごい経験をしてきている人たちと、今から一緒に成長しようとしている人たちが、この後も活動を一緒にしていて、それってすごく奇跡だと思っています。自分は色々なものを吸収したいし、若い子もコミュニケーションをガンガンとってくれるので、すごい良い雰囲気だと思います」。
明日の第2戦も含め、「FIBA女子アジアカップ2025」へのセレクションが続いていく日本。「新しい自分の可能性だったり、成長できるように全部吸収したり、学ぶ意識を忘れずに、これからも活動して頑張りたいと思います」と、今野はこれからについて意気込んだ。
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