2025.06.25

B2熊本が2選手と契約合意…大怪我から復帰した磯野寛晃が残留、モッチラミンが佐賀から移籍

熊本と契約継続が発表された磯野寛晃[写真]=B.LEAGUE
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 6月25日、B2熊本ヴォルターズは、磯野寛晃との契約継続と、自由交渉選手リストに登録されていたモッチラミンと2025-26シーズンの新規選手契約に合意したことを発表した。

 福岡県出身で現在27歳の磯野は、186センチ84キロのシューティングガード兼スモールフォワード。日本体育大学在学中に、越谷アルファーズの特別指定選手としてBリーグデビューを果たすと、練習生期間を経て2020-21シーズンから熊本に加入。2022-23シーズンに自己最多となるリーグ戦58試合に出場しが、2023-24シーズンは開幕前のプレシーズンマッチで「右足関節距骨下関節脱臼骨折」の大ケガを負い全休した。今シーズンはB2リーグ戦で全60試合に出場し、1試合平均3.8得点2.1リバウンド1.4アシストマークし、見事にケガからカムバックを果たした。

 セネガル出身で現在28歳のモッチは、202センチ108キロのセンター。八村塁(NBAロサンゼルス・レイカーズ)らと同世代で、桜丘高校の留学生として来日。大東文化大学に進学後も2年次にインカレで優秀選手賞を受賞するなど、世代を代表する選手として活躍してきた。大東文化大卒業後は日本社会人バスケットボール連盟の東北地域リーグに所属しているJR東日本秋田に入社。2024年に日本国籍を取得し、2024-25シーズン開幕前の7月に三河へ移籍したが、B1リーグ戦では4試合3分の出場に止まり、契約条項に離反する事項があったため退団が発表された。その後11月に佐賀バルーナーズと契約し、B1リーグ戦で27試合に出場。1試合平均5.4得点4.5リバウンドをマークしていた。

 なお、熊本はこれまでに、田中力山本翔太保坂晃毅長島蓮澤邉圭太山田安斗夢ミッチェル・ライトフットグレゴリー・エチェニケと契約を継続し、石川海斗、ネマンヤ・ジュリシッチとの新規選手契約を発表している。今回発表された磯野とモッチの加入で12選手が名を連ね、来シーズンのロスターが確定した。

 両選手は今回の契約に際し、クラブ公式サイトを通じて次のようにコメントしている。

磯野寛晃
「2025-26シーズンも、熊本ヴォルターズでプレーさせていただくことになりました。2024-25シーズンは、B1昇格のラストチャンスの年だったにも関わらず、私たちも予想しなかった難しいスタートを切ってしまいました。その後、何とか盛り返し、プレーオフには出場できましたが、昇格には遠く及ばない結果となってしまいました。そんなシーズン中でも、どんな試合でも僕らとともに戦ってくれたVoltersRedには感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。私としては、これまで4度プレーオフに挑戦しながら一度も昇格を果たせなかったことに対しての責任感と、熊本がB1で戦う姿を実現できなかったことへの喪失感に駆られていました。プレーオフが終わってから、自分自身、この先をどのようにしていけばいいか、今までにないくらい悩みました。そのために時間がかかり、今回の発表も遅れる形となりました。そんな中、待っていただいた七川GM、徳永アシスタントGM、遠山ヘッドコーチには本当に感謝しかありません。まだまだ選手として成長するために、そしてチームに貢献できるよう頑張ります。B2最後のチャンピオンになりましょう!」

モッチラミン
「来シーズン熊本ヴォルターズでプレーする機会を与えてくださった七川GM、クラブのフロントの皆様、そして遠山HCに心より感謝申し上げます。熊本は、自分がさらに成長し、才能を発揮できる環境だと信じていますし、チームメイトに早く会えるのが楽しみです。そして、熊本ブースターの皆さんの存在も、来シーズンがとても楽しみな理由のひとつです。皆さんの前でプレーできる日を心待ちにしています!Let’s go Volters!」

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