2025.06.26

平良彰吾が琉球と契約合意…“両親の願い”叶えた期限付き移籍から完全移籍へ

琉球への期限付き移籍から完全移籍を勝ち取った平良[写真]=B.LEAGUE
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 B1琉球ゴールデンキングスは6月26日、B3横浜エクセレンスから期限付き移籍していた平良彰吾と2025-26シーズンの新規選手契約に合意し、完全移籍することを発表した。

 千葉県出身で現在28歳の平良は、170センチ72キロのポイントガード。市立船橋高校時代に八村塁(ロサンゼルス・レイカーズ)らとともに世代別日本代表に選ばれた実績を持ち、拓殖大学を経て、2020年にライジングゼファー福岡の特別指定選手としてBリーグデビューを果たした。その後はしながわシティバスケットボールクラブ、湘南ユナイテッドBCでプレー。昨年7月に横浜エクセレンスに移籍した。

 今シーズン開幕直後の10月に伊藤達哉の負傷離脱を埋めるため1カ月の期限付き移籍で琉球に加入すると、激しいディフェンスを武器にローテーションに定着。その後、移籍の期限がシーズン終了後の6月30日まで延長された。琉球では今シーズンB1リーグ戦30試合に出場し、1.8得点0.3リバウンド1.0アシストの成績だった。

 今回の発表に際し、横浜EXの石田剛規ゼネラルマネージャーは「今シーズンの編成時に、複数年を除き一番最初に契約をしたのは平良選手でした」と振り返り、「天皇杯では日本一に輝き、Bリーグで注目をあつめる選手にまで上り詰め、琉球のファンから愛されていること、そして活躍をしていることを本当にうれしく思います。思い返すと、都内にて彼のご両親に偶然お会いしたことから始まった気がします。『いつか沖縄の地で、息子がプレーするところを見たい』それに『いち早くカテゴリーをあげて、沖縄に遠征をできるようにします』と答えました。そのご両親の願いを、形は変われど、こんなにも早く叶えられたことがうれしいです」と思い出を語った。

 平良も横浜EXに対し「今シーズン期限付移籍でB1に挑戦させてもらえたこと、そこからさらに契約延長を承諾していただけたことを心から感謝しています。快く自分を送りだしてくれたクラブ、スタッフ、チームメートのおかけで今の自分があると感じています。本当にありがとうございます!」と謝辞を寄せている。

 また、新天地となる琉球は「スピードを活かしたアタックと高いシュート力、そして闘志あるディフェンスを武器に、天皇杯やチャンピオンシップといった重要な局面でも堂々たるプレーを見せ、チームに貢献してくれました。常に全力でプレーに取り組む姿勢や、ひたむきに成長を追い求める姿は、チームにとって大きな刺激となっています。正式加入を機に、さらに存在感を高め、新シーズンでも大きな飛躍を遂げてくれることを期待しています」とコメントしている。

 完全移籍で所属2年目を迎える平良は、琉球のファンに向け「自分の所縁のある沖縄でバスケットボールができて本当にうれしいですし、キングスファンから多くの声援を受けてプレーできることをありがたく思っています。来シーズンもチームにエナジーをもたらせるようにより一層精進していきます。来シーズンもよろしくお願いします!Let’s go!」とメッセージを送った。

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