2025.07.02

岩手や仙台でプレーした月野雅人が14年の選手生活に終止符…引退後は徳島のACに就任

岩手や仙台で活躍を見せた月野雅人(2021-22シーズンのもの)[写真]=B.LEAGUE
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 7月2日、B2に昇格した岩手ビッグブルズは、自由交渉選手リストに公示していた月野雅人が現役引退することを発表した。併せて、2025-26シーズンからは徳島ガンバロウズでアシスタントコーチに就任することも発表された。

 宮崎県出身で現在36歳の月野は、178センチ78キロのポイントガード。延岡学園高校、鹿屋体育大学を経て、2011-12シーズンにbjリーグの宮崎シャイニングサンズへ入団した。2012-13シーズンから岩手で3年間過ごし、2015-16シーズンからは金沢武士団に在籍。Bリーグ開幕後は当時B2だった仙台89ERSでも4シーズンプレーした。そして2022-23シーズンに再び岩手へ移籍した。

 現役生活最後のシーズンとなった2024-25シーズンは、B3リーグ戦で44試合に出場し、1試合平均2.0得点1.2リバウンド2.0アシストをマーク。B2通算では283試合に出場し、1612得点、790リバウンド、988アシスト、248スティールの記録を残した。

 月野は今回の引退発表に際し、岩手のクラブ公式サイトを通し感謝の言葉を寄せた。

「リリースにもありました通り、2024-25シーズンをもって現役を引退する決断をいたしました。14年間のプロキャリアの中で、これまで所属させていただいたクラブ関係者の皆さま、コーチの皆さま、チームメート、そしてブースターの皆さま、私に関わってくださったすべての方々のおかげで、数え切れないほどの経験を重ね、学び、成長することができました。どんな時も変わらず応援し続けてくださった皆さまに、心から感謝しています。

 このバスケットボールを通じていただいたご縁、そしてプロ選手として得た多くの経験を、次のステージでも生かしていきたいと思います。引き続き、挑戦する姿勢と感謝の気持ちを忘れず、日々精進してまいります。これからも応援していただけたらうれしいです。本当にありがとうございました!」

 また、徳島のクラブ公式サイトを通じて、セカンドキャリアの第1歩目への意気込みを、次のようにコメントしている。

「初めまして。このたび、2025-26シーズンより徳島ガンバロウズでアシスタントコーチを務めさせていただくことになりました、月野雅人です。まずは、このような素晴らしい機会を与えてくださった球団関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。

 コーチとしてのキャリアを、徳島ガンバロウズという素晴らしいクラブでスタートできることを大変うれしく思っております。小林ヘッドコーチのバスケットを深く理解し、それを選手にしっかりと伝えられるよう努めながら、自分自身もコーチとして多くのことを学んでいきたいと考えています。チームがどんな時も同じ方向を向いて進んでいけるよう、自分にできることを全力で取り組み、今シーズンの目標達成に貢献できるよう頑張ります。今シーズン、どうぞよろしくお願いいたします」

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