2025.07.03

「このチャンスをしっかりつかみたい」奥山理々嘉が秘める日本代表への強い思い

今季は日立ハイテクでプレーした奥山理々嘉[写真]=W LEAGUE
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 6月28日、「FIBA女子アジアカップ2025」に向けた第4次強化合宿中の女子日本代表(FIBAランキング9位)のメディアデーが行われ、奥山理々嘉(トヨタ紡織サンシャインラビッツ)が、日本代表に懸ける思いを語った。

 奥山は6月18日と20日に中国で行われた強化試合に出場。「初めてコーリー(・ゲインズ)のバスケを実戦形式でプレーしたんですが、走るバスケットからの3ポイントだったり、私が長所としている長身でも走れて3ポイントも打てるという部分がフィットしていると思う」と、手応えを感じているようだ。

 八雲学園高校からENEOSサンフラワーズに入団し、Wリーグ5年目だった2023-24シーズンから日立ハイテククーガーズに移籍。昨シーズンは28試合の出場で13.7得点と好成績を残し、3ポイントシュートの試投数も大幅増。自身のストロングポイントを全面に打ち出してアピールしてきた。

 7月3日と4日に行われるデンマーク代表戦のメンバーに入った奥山は、「この新体制の最初に呼んでいただいたのはとても意味があることだなと思っています。このチャンスをしっかりとつかみたいです」と、今回の代表入りについてコメント。「自分の目標は2028年のロスオリンピックでメンバーに選ばれて活躍して、日本代表がメダルを取るために貢献すること。そのためにも経験させてもらえるのは、今後のステップアップにつながる機会になると思っています。“このチャンスをつかむ”というのは毎日毎日思ってから練習に来るようにしています」と、日の丸への強い思いを言葉に込めた。

 新生日本代表としてはアジアカップへ向けた強化試合だが、奥山にとっては夢につながる大事な1試合。代表選考サバイバルに燃える25歳のプレーに注目だ。

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