
2025.07.10
「第1クォーターの入りがすごく重くなってしまったと感じていたので、第3クォーターの入りは(ティップオフと同じ)『0対0』のイメージで入ろう、入りがすごく大事だと思っていました。いい流れを後半に持って来られるように意識して入ることはできたかなと思います」
7月3日、FIBAランキング9位の女子日本代表は有明アリーナにて「三井不動産カップ2025(東京大会)」の第1戦に臨んだ。しかし、序盤は同ランキング55位のデンマークに先行を許して苦しい展開となる。第2クォーターに追い上げたものの前半は2点ビハインドで終了した。
後半、その重い空気を一変させたのが先の言葉の主である星杏璃(ENEOSサンフラワーズ)だった。前半は途中出場となったが、後半はスターターとしてコートに立つと、第3クォーター開始から2分半弱で2本の3ポイントシュートを沈めてみせた。
もともと外角シュートが持ち味の星。今の女子日本代表でも「求められているものは3ポイントシュートだと受け取っています。『シューターのように空いてなくても打たなきゃいけない、打つことが仕事だ』と(コーリ・ゲインズヘッドコーチから)言われているので、自分としても(どんなときも3本とシュートを)打たなきゃいけないと思っています」と、言う。また、そのシュートに関してデンマークとの第1戦ですでに手応えも感じたようで、「(試合に)出ている時間は短かったのですが、自分のやるべきこと、ディフェンスもそうですし、3ポイントシュートというのも自分の中ではできたかなと思います」と、冷静に自身のプレーを振り返った。
現在の女子日本代表のチーム状況は、ゲインズHCを新たに指揮官に迎えてチームを構築している最中。そのため、試合では攻防において噛み合わないプレーもまだ見られるが、星は「ディフェンスのコミュニケーションというかシステムがすごく複雑ではあるので、そこをどれだけ完成度を高くしてアジアカップに臨めるかを今は課題としてやっています。でも、愛知(三井不動産カップ)と中国遠征の強化試合を経て、個人的にはチームのディフェンス力は徐々に良くなっているという感覚はあります」と、コメント。
さらに、「難しいからこそ、このシステムがうまくいって、(相手の)24秒オーバタームを誘ったりとか、スティールができたりしたときは、すごくみんなで盛り上がりますし、いい流れになるので、そこは良くなっている実感はあります。あとちょっとのところかなと感じます」ともハキハキとした口調で現状を語ってくれた。
システムの遂行力はもちろんのこと、目指すプレースタイルを確立するためのポイントに星は「あとはどれだけコミュニケーションを取ってコートの中でできるかが大事」と、コミュニケーションを挙る。だが、そのコミュニケーションについても日々「取れてきていると実感していて、成長したところでもある」と、こちらも手応えは感じているようだ。
デンマークとの第1戦は、星の活躍もあって第3クォーターで日本が7点のリードを奪ったが、最終的には第4クォーターに追い上げられて65-65の引き分けで試合を終えた。
7月4日の第2戦は、7月13日から中国・深圳にて始まる「FIBA女子アジアカップ2025」に向けた国内最後の国際強化試合ともなる。そこに向けて星は、このように力強く抱負を語っていた。
「アジアカップ前最後の試合ということもあるのですが、まだ(アジアカップでの出場)メンバーも決まってない状態。(デンマークとの第2戦は)本当に最後のアピールの場になるだろうし、出ている時間は限られてくるので、その中で自分が後悔しないような試合をして、なおかつ、チームのやるべきことをやってしっかり勝って、いい流れでアジアカップにつないでいきたいと思います」
文=田島早苗
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