初めての同じチーム…「どう接したらいいか」「変な感じ」とお互いに戸惑いながらも認め合うテーブス兄弟

　7月3日、日本バスケットボール協会が公式Youtubeチャンネルを更新し、バスケットボール男子日本代表（FIBAランキング21位）に密着したドキュメンタリー『INSIDE AKATSUKI』の最新エピソードを公開した。

　公開された動画では、男子日本代表の未来を担う若手メンバーが集まった6月13日のデベロップメントキャンプの密着映像や、6月23日に行われた第1次強化合宿の様子が公開された。

　今回の第1次強化合宿に兄弟で参加した、テーブス海とテーブス流河にカメラが注目し、それぞれがお互いの印象などを語っている。

　Bリーグのアルバルク東京に所属する兄の海は、弟について問われると「一緒のチームで練習するのは初めてで、どう接したらいいのかわからない。もちろんイヤじゃない。むしろうれしいです。だからこそどう接したらいいか…」と戸惑いを見せた。それでも「今までは“弟”という感じの体が、大人の体になった。スキルもすごいし、いい選手」と太鼓判を押した。

　一方、現在アメリカNCAAディビジョン1のボストン・カレッジでプレーする弟の流河は、「マジで変な感じ。こういう場で一緒にやったことはないので」と兄と同じように困惑しながらも、「得点力もあり、ゲームコントロールもできる、経験を積んだ頼れるポイントガード」と評価し、憧れる存在と胸中を明かした。ともにコートに立つ可能性を問われると「あると思います。僕が1番（ポイントガード）で海が2番（シューティングガード）で。トム（・ホーバス）さんにお願いしたいです」と笑顔を見せた。

　今回日本代表のトップチームに初招集となった流河について、トム・ホーバスヘッドコーチは、「流河はおもしろい。ペイントアタック、パスもうまい。シュートも結構入る。ハンドリングもすごい」と高く評価している。

　動画終盤では家族写真のように撮影をする姿など、仲の良い姿を見せたテーブス兄弟。2人がアジアカップの舞台で同じコートに立つ姿を見ることができるか、注目が集まる。

　動画タイトル『【INSIDE AKATSUKI】遂に始まった男子日本代表第1次強化合宿に密着！』として公開された最新エピソードでは、新たにキャプテンに任命された吉井裕鷹（三遠ネオフェニックス）や、合宿中に誕生日を迎えたジョシュ・ホーキンソン（サンロッカーズ渋谷）の姿も見られた。

　アジアカップで頂点を目指す男子日本代表は、アジアカップ前の7月5日と6日に有明アリーナ（東京都）で行われる『日本生命CUP2025』でオランダ代表と対戦。その後、7月19日と20日にLaLa arena TOKYO-BAY（千葉県）で行われる『SoftBankカップ2025』でデンマーク代表と対戦し、アジアカップ本戦に挑む。