“創部3年目”日本航空北海道が初のインハイ決勝進出…京都精華に続き岐阜女子も下す快進撃

快進撃を見せる日本航空北海道［写真］＝田島早苗

バスケットボールキング編集部

バスケ情報専門サイト

　7月31日、高校バスケ夏の日本一を決める「令和7年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会（インターハイ）」女子準決勝がジップアリーナ岡山で行われ、日本航空高校北海道（北海道）が岐阜女子高校（岐阜県）に勝利。初のインターハイ決勝進出を決めた。

　試合の立ち上がりは、岐阜女子が持ち前の堅守速攻で先制したものの、日本航空北海道は世代別日本代表に選出されてきた庵原の連続得点などで応戦。第2クォーターにはファトゥマタカマラが存在感示した日本航空北海道が逆転に成功し、一進一退のクロスゲームとなった。

　1点差で迎えた後半は、カマラと庵原のツインタワーを経由してペイントに攻め込む日本航空北海道がリード拡大。互いにスコアが停滞した時間帯もあったなか、岐阜女子も2点リードで食らいつき第3クォーターを終えたが、最後の10分も多彩なフィニッシュで攻め続ける日本航空北海道ペース。内外からバランスよく加点した日本航空北海道が86－60で競り勝った。

　個人スタッツでは、日本航空北海道の庵原が21得点10リバウンド、カマラが12得点16リバウンド4アシストでダブルダブルを達成し、宇都鈴々奈が15得点、菅野愛子が11得点を記録。岐阜女子は三宅香菜が19得点4アシスト、杉浦結菜が14得点8リバウンド、北野空が15得点5リバウンド4アシストをマークした。

　日本航空北海道は創部3年目の新興チーム。2023年に地元開催のインターハイで“1年生軍団”として話題になった。いわゆる“1期生”が3年生となった今年のインターハイでは、初戦から日本航空高校（山梨県）、鵬学園高校（石川県）を破り、準々決勝で3年連続夏冬連覇中だった“女王”京都精華学園高校（京都府）を撃破。勢いそのままに初の全国制覇へ王手をかけた。

■試合結果
日本航空北海道 68－60 岐阜女子
航空北海｜15｜21｜14｜18｜＝68
岐阜女子｜18｜17｜13｜12｜＝60

NEXT>【動画】快進撃が止まらない…日本航空北海道vs岐阜女子のインハイ準決勝ハイライト映像

1 2 >