2025.12.22
12月22日、2026年1月29日に初開催される『Bリーグドラフト2026』の指名順を決める抽選『Bリーグドラフト2026ロッタリー』が行われ、サンロッカーズ渋谷が1位指名権を獲得。同クラブの松岡亮太ゼネラルマネージャーがロッタリー後のメディア取材に応じた。
Bプレミアライセンスを持つ26クラブのうち、宇都宮ブレックス、シーホース三河、名古屋ダイヤモンドドルフィンズを除く23クラブがロッタリーに参加し、SR渋谷が記念すべき全体1位指名の権利を獲得。オンラインでロッタリーに出席した松岡GMは「今は頭が真っ白」「気が気じゃない」と、その重責を口にしていたが、ロッタリー後の取材では「実は1位となった瞬間に僕の携帯が鳴り止まなくて…」と、他クラブのGMから祝福のメッセージが殺到していることを明かし笑顔。「こうやって今、会見に臨ませていただいて、少しずつ実感しているのが正直な感想です」と話した。
全体1位指名権を手にしたことで、どのような選手を指名するのか注目されるが、ドラフト戦略については今回の指名順決定を受けて本格的に着手するとのこと。1巡目1位指名にあたり“重要視するポイント”を問われると、次のように話した。
「FAでプロの選手を獲るのとは違って、新人の指名になりますし、これはBリーグとしても記念すべき初のドラフト、一番最初の1位指名なので、やっぱり僕たちのクラブのフランチャイズ(プレーヤー)になっていけるような人間性を持った選手だったりだとか、リーグをけん引できるような選手であるべきかなと僕は思うので。もちろんポジションとか、そういうところの部分もあると思うんですけれども、初の1巡目1位という看板をつけられるような選手であってほしいなと思っています」
ドラフトで指名された選手については、選手のキャリアなど諸条件によって報酬額が決まっており、仮に日本の大学生を1巡目で指名し2年契約+プレーヤーオプションの場合は年俸1800万円、NCAAディビジョン1所属選手を1巡目指名で同契約とした場合は年俸3000万円と設定されている。サラリーキャップ範囲内での編成を求められるクラブとしては、ドラフトに参加したものの指名拒否するケース、2巡目もしくは3巡目以降から指名するケースなど、状況によってドラフトへの臨み方が変わってくる。
松岡GMは「前例がないので、どうなっていくか僕らも読みづらいところではあるんですけれども」と前置きした上で、「でも単純に一番いい選手を指名できる権利を持っているということですし、誰にも邪魔されないのが1巡目の1位だと思うので」とキッパリ。1巡目指名権を手にしたことで、2巡目は最後方で指名順を待つことになる難しさもあるものの、「一番いい権利を使わせていただけるので、僕たちとしてはそこに対して一番いい選択をしたいなという、今はポジティブな気持ちのほうが強いです」とコメントした。

ロッタリー進行役の佐々木クリス氏とBリーグの島田慎二チェアマン[写真]=B.LEAGUE
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