2026.01.10
1月8日に最終日を迎えた「京王 Jr.ウインターカップ 2025-26 2025年度 第6回全国U15バスケットボール選手権大会」は、女子の京都精華学園中学校(京都府)が3連覇を達成した。
「静岡のチームとの3回戦で『これはもう負けたな』という思っていた試合を、本当に最後の最後に選手たちがよく頑張ってくれたおかげで同点に持ちこんで、そしてオーバータイムで勝たせていただきました」
優勝後のインタビューで山本綱義コーチはそう述べた。ONE(静岡県)との3回戦は、2点ビハインドの第4クォーター残り8秒から同点に追いつき、延長戦の末に77−73で勝利を収めた。
「今までの先輩方が連覇をしていたので、それをしっかりつないでいかないといけないと思っていたんですけど、今大会は苦しい試合がありました。でも、ONEとの試合で団結力が上がって優勝できたと思います」
キャプテンの松田梨月がそう振り返れば、2年生の杉本愛姫も「1回負けそうになりましたけど『ONEのためにも優勝しよう』とチームで話をしましたし、そこからまた気を引き締めて、みんなで勝ててよかったです」と安堵した。

苦しい試合に勝利して団結力が上がったとキャプテンの松田梨月 [写真]=伊藤大允
決勝戦では四日市メリノール学院中学校(三重県)を71−46で退けた。最終的には大差がついたが、京都精華学園は立ち上がりから相手に激しいプレッシャーディフェンスを仕掛けられ、ボール運びの段階から体力を消耗させられた。
「まったく冷静にプレーができなかったです」。ポイントガードを務める松田は第1クォーター序盤で一度交代を余儀なくされた。しかし、京都精華学園は強みのインサイドで終始主導権を握り、リバウンド本数では試合を通して63対34と圧倒。アニボグ ジェニファー チナザは28得点19リバウンドをマークする活躍を見せた。
もう1人、ゴール下で存在感を示したのが板倉杏紗だ。「リバウンドでジェニファーさんを支えるのが自分の役割」という177センチの背番号9は、大一番で21得点17リバウンドの大暴れ。オフェンスリバウンドからバスケットカウントも奪い、この試合では約29分間インサイドで奮闘した。

2年生の板倉杏紗が21得点17リバウンドと大暴れ [写真]=伊藤大允
「最初はめっちゃ緊張していて、動きがカチカチしてました」と苦笑いを浮かべた板倉だが、ベンチスタートかつ2年生ながら大会ベスト5に選出。「選ばれるとは思っていなかったのでめっちゃうれしいです。ファウルを受けても、最後のシュートをしっかり決められるようになったと思います」と今大会で得た自身の成長をうれしそうに語った。
「今日の試合は自分も含め3年生が思うようなプレーができなかったですけど、交代で出た2年生が思いきってプレーをしてくれました」。松田は決勝戦でチームを勢いづけた板倉、杉本、河合優奈といった後輩たちを労った。山本コーチも下級生たちの活躍を称えた。しかし、3年生についてこうも話した。
「3年生が(チームのために)何とかしようという気持ちを持ち続けてくれたことが、1、2年生に勇気を与えることになります。3年生が最後の最後まで後輩に後ろ姿を見せようとした努力はよかったかなと思っています」
この1年、チームの先頭に立ってきた松田は「周りが落ち込んでいたら励ましたり、先生のアドバイスをしっかり徹底することを意識してきました」とキャプテンとして心がけてきた声かけや気配りを振り返る。松田をはじめとする3年生たちが背中で示してきたものは、後輩たちにしっかりと伝わっていた。
「雰囲気が悪い時に盛りあげてくれたり、自信がない時に励ましてくれる、めっちゃ優しいお姉さんたちです」(杉本)
「2年生をまとめてくれたり、プレーでも背中で引っ張ってくれたりして、めっちゃかっこいい先輩です」(板倉)
3連覇を成し遂げた山本コーチは「後輩は先輩の後ろ姿を見て育つ」という言葉を残した。今の3年生も先輩の背中を見て育ち、今シーズンは自らが後輩に背中を見せてきた。託された思いは次の世代へ引き継がれ、京都精華学園の強さを物語る礎となる。
文=小沼克年
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