6時間前

ENEOSを皇后杯優勝に導きMVP獲得の馬瓜エブリン…ラストイヤーの宮崎に優勝プレゼント「心から嬉しい」

試合後喜びを爆発させた馬瓜[写真]=伊藤大允
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 1月11日、国立代々木競技場第一体育館で「第92回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」の女子ファイナルラウンド決勝が行われ、ENEOSサンフラワーズが76-62でデンソーアイリスを下し、3大会ぶり28度目となる優勝を果たした。試合中も常に仲間を鼓舞し続けた馬瓜エブリンは7本中3本の3ポイントを沈め23得点8リバウンド3スティールをマーク。MVPにも輝いている。

「1年前の自分にENEOSに移籍して皇后杯優勝するよって言ったら、いやウソつけって絶対言うと思うんですけど」。今年6月にデンソーからの電撃移籍が発表された馬瓜は、優勝した率直な気持ちをそう語り出した。2023-24シーズンには持ち前のエナジーでデンソーを初の皇后杯優勝に押し上げたムードメーカーは、この試合でも要所で3ポイントを沈める勝負強さを発揮した。

 ENEOSは試合開始から先手を取り、攻守でチームが歯車がかみ合い12点リードで前半を終えた。第3クォーターにはターンオーバーが増えデンソーの長距離砲で反撃を受けると、同点まで追い上げられて迎えた勝負の最終クォーター。ハードなディフェンスを継続させ、このクォーターで30-16とデンソーを圧倒した。

「最後まで走り切れるっていうのは、もう私たちがENEOSさんに何回も何回もやられてきたところなので、私がこうやって歴史の一部になれたことはすごい嬉しい」。これまで対戦相手として苦しんできたENEOSの伝統を受け継いだことにそう感慨を覗かせた。また、「試合が終わってもみんなトレーニングしてる」と、走り切ることができた要因も明かしている。

 今シーズン限りで引退を表明している宮崎早織に「優勝をプレゼントできた」ことが「心から嬉しい」と、喜びを語った馬瓜。高校生時代のU16が初めての出会いだと振り返り、「私よりうるさい人がいるんだ」と衝撃を受けたと茶化しながらも「彼女は私が言えないところを忌憚なく、チームにも、私にもちゃんと声掛けして、それは違うよっていうところちゃんと言ってくれる」と評価。「みんなに見せてない部分、苦しんでる時もいっぱあったと思うんですけど」と名門クラブを率いるキャプテンに理解を示しながらも、馬瓜をENEOSに呼んでくれたという宮崎の「人望の厚さ」に称賛を送った。

 Wリーグでは大差での敗戦も見られ、10勝12敗で5位と負け越す苦しいシーズンを送っていたENEOS。宮崎のラストシーズンを笑顔で終えるためにもこの優勝をきっかけに巻き返しを狙うリーグ戦では、1月24日に12勝10敗で4位につけるトヨタ紡織サンシャインラビッツと対戦する。

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