2026.01.11
1月11日、国立代々木競技場第一体育館で行われた『第92回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会』女子決勝で、ENEOSサンフラワーズが76-62でデンソーアイリスに勝利し、3大会ぶり28度目の優勝を果たした。
試合後の優勝会見には、ティム・ルイスヘッドコーチとスターティングファイブが出席。各選手が優勝の喜びを口にする中、最後にマイクを握った20歳の八木悠香は「2年目でこういう素晴らしい経験ができてとても良かったなと思いますし…」と涙。
その後も込み上げる思いをこらえきれず、言葉を詰まらせながら「ここに立てているのも、お姉さん方のたくさんの支えがあったので。個人的にはまだまだなところもたくさんあるので、感謝しながら次につなげていけるように頑張りたいと思います」と、さらなる成長を誓った。
八木は2024年に京都精華学園高校から入団した2年目の若手有望株。Wリーグ1年目の昨シーズンからいきなり頭角を現すと、今大会は1試合平均約11分のプレータイムで、1.5得点、2.3リバウンドを記録した。際立つ数字を残したわけではなかったが、全試合で先発起用され、栄えある優勝メンバーとして歴史に名を刻んだ。

献身的なプレーを見せたENEOSの八木[写真]=伊藤大允
この会見に同席したメンバーは、宮崎早織、星杏璃、梅沢カディシャ樹奈、馬瓜エブリンといった日本代表経験を持つ錚々たる面々。2年目の八木にとっては、自身をコート内外で引っ張ってきてくれた偉大すぎる“お姉さん方”に囲まれ、さまざまな感情が渦巻いていたのだろう。
今シーズンから宮崎とともにダブルキャプテンを務める星は、「自分も優勝して会見に出させていただいたときに、泣きながら『お姉さんたちのおかげだ』と言っていたのを思い出して、泣きそうになっちゃった」と、過去の自分と八木の姿を重ねて笑顔。
また、今シーズン限りで現役を引退する宮崎は、「八木と(田中)こころに関しては、素晴らしい選手がENEOSに入ってきてくれたなって、本当にうれしい気持ちばかり」と、20歳コンビの2人について触れ、涙した八木の貢献について次のように称えた。

星の言葉で会見場には笑顔が溢れた[写真]=バスケットボールキング
「彼女はさっき『あんまり何もできなかった』って言ってましたけど、当たり前のことを当たり前にやり続けることができる。目立たないところですけど、本当にチームを救ってくれる。彼女がいてくれるだけでリバウンドだったりルーズボールだったり、目立たないことをずっとやり続けてくれる。そういう選手たちがこの大会を通して出てきてくれたことが、勝ちにつながったと思います」
30歳の宮崎、25歳の星、20歳の八木。笑顔と涙が入り混じる優勝会見の中で、確かに受け継がれている“名門”のDNAが垣間見えた。
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