2026.07.30
7月30日、「令和8年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ) バスケットボール競技大会」はAsueアリーナ大阪にて男女3回戦が行われた。
第1試合に登場したのは前回覇者の桜花学園高校(愛知県)。機動力が特長の作新学院高校(栃木県)と対戦した。
試合は、國武珂憐(3年)らの高確率のシュートで出だしから桜花学園が主導権を握る。対する作新学院も果敢にリングに向かっていったが、第1クォーターで29-16と桜花学園が2けたリードを奪うと、その後も桜花学園は攻撃の手を緩めることなく点差を広げていく。バックアップメンバーもアグレッシブな動きを見せた桜花学園は最後まで作新学院に付け入るすきを与えず。98-44で勝利し、準々決勝へとコマを進めた。
「作新学院はトランジションの速いチームだったので、今日のテーマはトランジションディフェンスとリバウンドでした。この2点を意識しないと相手が勢いに乗るし、これはチームの課題でもありました。すごくいいゲームになったとは思いますが、トータルの失点自体は少なくても点の取られ方があまり良くないというか。そこは反省点が多いかなという印象があります。この後見直して、明日以降はさらにトランジションが速くなると思うので、修正していきたいと思います」と、語ったのは指揮を執る白慶花コーチ。チームの戦いに一定の手応えを感じつつも、課題も口にし、勝って兜の緒を締めていた。
また、「相手がトランジションの速いチームで、そこで得点を取られたり、速攻をやられたりしてしまいましたが、それを自分たちが試合のなかで気づいて、しっかりとコミュニケーションを取ってアジャストできたことはすごく良かったかなと思います」と、試合を振り返ったのはガードの竹内みや(3年)。自身のプレーについては、「ゲームコントロールのところで誰を攻めさせるのかというのを自分のなかで理解はできていたけれど、うまくみんなに伝えることがまだできていなかったので、明日に向けて修正したいと思います」と、振り返った。

竹内は快勝であっても、反省の言葉を忘れなかった [写真]=田島早苗
竹内は、昨年から桜花学園のスターターを務めるポイントガード。得点力も高いガードだが、パスにも長けており、「パスのところは自分らしくプレーできたのではないかなと思います」と、この試合でもキラーパスで仲間のシュートを演出する場面が多く見られた。加えてハードなディフェンスでも相手ガードを苦しめていた。
7月11日~19日の期間でチェコにて行われていた「FIBA U17女子ワールドカップ2026」にU17女子日本代表として出場していた竹内は、同大会では日本のエースとしてチームを7位に導く活躍。個人のスタッツは全8試合の出場で平均18.1得点4.9アシストを記録し、オールスター5にも選出された。※得点は大会のランキング2位でアシストは4位
帰国して間もないタイミングでのインターハイとなったが、時差ボケも今はなく、体調も問題がないと本人は言う。さらに世界大会での経験が「チームにも還元できていると思うので、個人としてもチームとしてもすごくプラスになっていると思います」と、声を弾ませた。
「明日以降もどんどんと強い相手と対戦することになると思うので、自分が中心になってチームを作って、勝たせられるようなゲームコントロールをすることと大事なところで自分が点を取っていきたいです」と、抱負を語った竹内。最後は「勝ちます!」と、力強く発して会場を後にした。
桜花学園の準々決勝の相手は福井工業大学附属福井高校(福井県)。創部は3年目の若いチームだが、昨年のウインターカップでは3回戦で対戦し、勝ちはしたものの81-78と桜花学園は接戦を強いられている。このとき福井工大福井は下級生チームだったため、今年も主軸を務める選手たちは大きくは変わらない。桜花学園にとっても最初の山場となる準々決勝は31日、10時からティップオフとなる。
文・写真=田島早苗
2026.07.30
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