2026.07.25
「昨年のウインターカップで悔しい負け方をし、今年は絶対勝とうということでかなり意気込んでいましたが、新人戦ではいろいろな“もろさ”が出てしまいました」
桜花学園高校(以下桜花学園)の白慶花コーチがこう振り返るのは2月の東海新人大会のこと。インターハイ優勝とウインターカップ準優勝という結果を残した昨年のチームから主力が多く残り、同大会でも桜花学園は優勝候補筆頭だった。しかし、決勝では四日市メリノール学院高校(三重県)に残り0.5秒で逆転シュートを許し、惜敗した。
チームはそこで露呈された課題をみんなで共有し、修正に向けて取り組んだ。その過程で3月のカップ戦の頃は「我慢を強いられた」が、白コーチは「3年生が本当の意味でまとまり始めた」という大きな変化も感じていた。
「ようやく点と点が線になりかけているとは感じていて、今年はずっと結束力が課題だったのですが、3年生を中心としたミーティングも増え、バスケット的な連係も高めて臨めたのが東海大会だったのではないかと思います」
指揮官の言葉どおり、6月の東海大会では危なげない戦いで優勝。「みんなが課題にしっかりと向き合って取り組んだ結果が少しずつ形になってきていると思います」(白コーチ)と、確かな手応えもつかんだ。
そのチームにおいて「土台になる」のが勝部璃子、竹内みや、水林夢翔、小玉愛莉、國武珂憐らキャリア豊富な3年生たち。「昨年は濱田ななの(東京医療保健大学1年)や山田桜来(専修大学1年)ら先輩がいての活躍だったので、今年は自分たちでどう乗り越えていくか。もがきながらも進化していけるのではないかと思っています」と、白コーチもさらなる成長に期待を寄せている。
桜花学園は昨年、4年ぶりに夏を制したものの、第1シードで臨んだウインターカップでの優勝はならなかった。迎える今夏は冬に続いて第1シードに。「桜花学園としてはインターハイで第1シードは久しぶり。第1シードから勝ち上がるのは難しいですが、ウインターカップでは優勝がかなわなかったので、インターハイは2連覇というより冬のリベンジの意味合いが大きいです」と、白コーチ。まずはチームカラーである堅守速攻を貫き、目の前の一戦に全力を注ぐ。

U17女子W杯でも活躍した桜花学園の竹内 [写真]=伊藤大允
そんな竹内について白コーチは、「もともとバスケット能力はすごく高かったのですが、今年になってよりバスケットに対する取り組み方が変わりました。メンタルの成長でプレーの安定感も増しましたし、勝負どころをものにする強さもよりついてきたと思います」と、評する。最上級生となり、より一層仲間への声かけも多くなった。3年生最後の夏は、名実ともにエースとして頂点を目指す。
文=田島早苗
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