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【Bプレミアクラブ展望】アルティーリ千葉「衝撃の大型補強…新旧戦力の“最適解”構築がカギ」

2025-26シーズンはB1東地区11位だったA千葉[写真]=B.LEAGUE
フリーのスポーツ専門編集者&ライター

 B1初挑戦となった昨シーズンのアルティーリ千葉は、上位チームを相手に健闘する試合も見られたが、最終的には19勝41敗。その結果を受け、このオフに断行したのがリーグを驚かせる補強だった。

 B1で3シーズン連続のシーズンMVPに選出されたD.J・ニュービル、日本代表経験が豊富な33歳の安藤誓哉を獲得。B1優勝を知る2人が、これまでの経験を新たなチームに落とし込んでいく。A千葉創設時から指揮を執るオーストラリアの名将、アンドレ・レマニスヘッドコーチは「いろんなラインナップを試しながらやっていく」と冷静に構えるが、2人の加入でBリーグ参入6年目の優勝を狙う態勢が整ったことは間違いない。

 ただし、シーズン前半は万全ではないロスターでの戦いを強いられる。8月中旬には、内外自在の万能選手であるブランドン・アシュリーが昨シーズン負ったケガからの復帰に時間を要し全治4カ月以上、身長203センチの帰化選手、エヴァンスルークもオフに負ったケガで全治6カ月以上となることが判明。宇都宮から加入した青木ブレイク、3シーズンぶりに復帰したアレックス・デイビスで高さを補いつつ、どのようなラインナップでチームとしての強さを発揮していくか、模索することになる。

 もっとも、B2でリーグ史上最高勝率を残した2シーズン前からのメンバーも多く、ベースとなるケミストリーは醸成されている。インサイドの要デレク・パードン、熱血漢の木田貴明、B1優勝経験のある熊谷尚也、アジア競技大会日本代表の黒川虎徹、ベテランの杉本慶らは、レマニスHCが掲げる「激しいプレッシャーディフェンスと速いトランジションバスケット」を理解している。3番ポジション(スモールフォワード)に挑戦中の20歳、206センチの渡邉伶音が成長を見せれば、選手層はさらに厚くなる。

 長谷川智也の現役最後のシーズンも、チームのモチベーションとなる。まずは新戦力と既存戦力が融合し、どれだけ早く形を作れるか。シーズン前半の戦いぶりに注目が集まる。

■キープレーヤー/PG・SG #2 D.J・ニュービル

■キープレーヤー/PG・SG #2 D.J・ニュービル

[写真]=B.LEAGUE


 宇都宮ブレックスで過ごした3シーズンすべてでB1シーズンMVPに選出され、チームも3年連続の地区優勝に加え、B1 PO優勝1回、東アジアスーパーリーグ優勝1回、バスケットボール・チャンピオンズリーグ・アジア優勝1回と、数々のタイトルを獲得してきた。

 A千葉への移籍理由については「(オーストラリアNBL時代から知る)レマニスHCのスタイルが好きだったことと、A千葉について他の選手からポジティブな話を耳にしていた」と語り、「このチームが育んできたケミストリーに溶け込み、チームの一員でありたい。コート上ではリーダーシップを発揮し、宇都宮の時のようにレガシーを残したい」と抱負を語る。

 リーグ屈指の勝負強さを誇るプレーメイカーが、新天地でどんなプレーを見せ、チームに影響を与えていくのか。目が離せない。

文=牧野豊

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