2026.05.22
創立15周年を迎えた昨シーズンは、37勝を積みあげクラブ最高勝率を記録。確実に成長を遂げた1年となったが、目標であるチャンピオンシップ出場へはあと一歩届かなかった。
加入1年目でレバンガ北海道の躍進の原動力となったのは富永啓生。毎試合のように期待どおりのオフェンス力を発揮した日本代表シューターは、リーグ全体でも日本人選手トップとなる平均19.5得点をマーク。レギュラーシーズンベストファイブに名を連ね、ケガなく全60試合で先発を務めたことも評価に値する。
「個人としては昨シーズンよりも良いパフォーマンスができるようにしたいですし、チームとしては昨シーズン成し遂げられなかった『CS出場(※今季からプレーオフに名称変更)』を目標に戦っていきたい」。来たる2026-27シーズンへ向け意気込んだ富永は、「CSに行くためには、落としていい試合なんて1試合もない」と気を引き締めた。
新戦力はU22枠でルーキーシーズンを迎える西村優真を含め5名。211センチ113キロのマークイーズ・ボールデンは攻守両面の底上げ、ゲイリー・クラークはキャプテンとしても大きな期待がかかる。
昨シーズンを振り返れば、平均失点の少ない上位8チームのうち7チームがCSへ進出。平均80.0失点の宇都宮ブレックスでさえ9番目に低い数字だった。
トーステン・ロイブルヘッドコーチ体制2年目、克服すべき課題は明白。平均86.7失点と安定感を欠いたディフェンスをどこまで立て直せるか。昨シーズンリーグ2位(平均88.3得点)を記録した攻撃力を強みにしつつも、強固な守備を築き上げなければ目標達成は困難といえるだろう。
クラブスローガンは、昨シーズンと同じ『Far, Together.』を掲げた。昨シーズンつかんだ自信を糧に、全“緑”ディフェンスを発揮して高みを目指す。

[写真]=B.LEAGUE
越谷アルファーズの特別指定選手を経て加入した市場脩斗は、ルーキーイヤーとなった昨シーズンは全60試合に出場。得意の3ポイントシュートは39.9パーセントの高精度で射抜き、ドライブ、アシストでも攻撃を活性化させた。
新人賞の個人タイトル争いでは2位に甘んじたが、北海道に欠かせない1人であることを証明。最大の魅力は物怖じしない気持ちの強さで、オンザコートフリーの新ルールが適用される今シーズンは外国籍選手相手にも持ち味を発揮できるか。チームの課題である守備力アップにもカギを握る存在。昨シーズンを上回るハッスルプレーで北海道を高みへ押し上げたい。
文=小沼克年
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