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“情熱の赤いネイル”でアジア大会へ…日本代表・田中平和「逃げるな」恩師の言葉に感謝

練習後に取材に応じた日本代表の田中[写真]=バスケットボールキング
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第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)』に出場するバスケットボール女子日本代表が、9月4日に強化合宿を公開。田中平和(トヨタ自動車アンテロープス)がメディアの取材に応じた。

 アジア大会へ向けた強化の場として臨んだ『第45回ウィリアム・ジョーンズカップ』で日本は優勝。全3試合に先発出場した田中は、決勝で26分間プレーし、10得点6リバウンドを記録。攻守に献身的なプレーを見せ、自ら要所で3ポイントも沈めるなど存在感を示した。

 4日の練習後には、「アジア大会に向けてはいい流れで来ているんじゃないか」とチーム状況の良さを語った一方、個人としては「まだ自分の中では悔しいところがあって。もっとチームのオフェンスがうまくいくように助けられたかな」ともコメント。さらなるブラッシュアップを目指し、調整を続けているという。

 メディア対応では、明るい笑顔とユーモアで記者たちを巻き込み、その場を自然と和ませる。そんな明るい空気をまとった24歳。ただ、バスケットボール選手としては、“フォア・ザ・チーム”の思いが強すぎるあまり、自分の強みを前面に打ち出せず、悩んだ時期もあったという。

 この姿勢を変える転機となったのは桜花学園高校時代。コートサイドにいる故・井上眞一監督から「逃げるな」「何を避けとるんだ」「体当たっていけ」と、何度も檄を飛ばされた。「自分は逃げているつもりないんですよ」。そう笑いながら当時を振り返るが、局面によっては仲間に託す姿勢が、消極的に映っていたことも今なら分かる。

「(試合中に)自分で一個行くとか、目の前の相手に一個負けないみたいなことは、『逃げるな』という言葉をずっと言われ続けて備わった感覚だなと感じています。井上先生に感謝です」

 17日に初戦を迎えるアジア大会で、どんな姿を見せていきたいのか聞いてみると、「私一人というよりかは、日本としてチームで勝っていく姿を見てほしいなと思っています」と田中。「すごく仲がいいんですよ。それがプレーにも出ているし、それがジョーンズカップで優勝できた要因にもなっています。レベルを上げて、チームみんなで助け合いながら戦っている姿を見てほしいです」と話した。

 ちなみに、目を引く真っ赤なネイルは、特に日本代表を意識して選んだデザインではないとのこと。「ジャパンは後付けです。でも言った方がいいか、ジャパンって…(笑)」。日の丸を背負う今大会は「情熱の赤いネイル」を輝かせながら、アグレッシブな姿勢をコートで存分に見せてくれるはずだ。

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