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「ちょっと悔しかった」竹内みやが意識する“偉大な先輩”…桜花学園がトップリーグ好発進

桜花学園の司令塔を担う竹内[写真]=田島早苗
フリーライター

■4年ぶりの頂点へ好発進…竹内みやが挙げた「学び」

 8月22日、高校バスケの強豪男女各8チームがリーグ戦で優勝を争う『U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン1』が開幕した。

 23日に初戦を迎えたのは桜花学園高校(愛知県)だ。同リーグでは2022年に初代女王に輝いたが、以降は優勝は逃しており、今年は4年ぶりの戴冠を狙っている。

 その中で迎えた岐阜女子高校(岐阜県)との一戦は、第1クォーターから主導権を握る展開に。失点も少なく抑えると、そのままリードを広げて78-33と快勝した。

「相手がゾーンディフェンスをしてきたのに対して前半は少し攻めあぐねてしまい、自分たちの得意なドライブができなくて思いきりの良さがなくなってしまいました。でも、ハーフタイムでしっかりとチームで後半どう攻めるかという話ができ、修正が効いたのでそこは良かったかなと思います」

 試合後、このように試合を振り返ったのは桜花学園の司令塔である竹内みや(3年)。この試合では3ポイントシュート2本を含む8得点と3アシストをマークしたが、自身のプレーについては「外角のシュートは自分の課題としてあるので、外角のシュートが決まったことは良かったのですが、(チームとしての)修正のところで、前半で上手くいかなかったときにすぐ立て直さないといけないところを引きずってしまったので、そこは試合を通しての学びになりました。次の試合に向けて改善できたらと思います」と、手応えと課題を語った。

■インターハイの悔しさを糧に…ゾーン攻略も成長のテーマ

[写真]=田島早苗


 竹内が言うように岐阜女子は試合開始早々にゾーンディフェンスを仕掛けてきた。桜花学園は、8月のインターハイでは準決勝で東海大学付属福岡高校(福岡県)の変則的なディフェンスに手をこまねき、リズムを崩して敗退している。そうしたこともあり、トップリーグでも岐阜女子同様に対戦相手はゾーンや変化を加えたディフェンスを仕掛けてくる可能性は高いだろう。だが、そうしたことは桜花学園にとっては冬に向けてにいい経験ともなるはずだ。

「もう本当に。自分たちの課題はそこだけといったら言い過ぎかもしれませんが、そこがすごく大きいと思っています。トップリーグを通して、絶対に(ゾーンディフェンスを)仕掛けてくるチームもあると思うので、そこで一試合ずつ成長していけるようにしていきたいです」と、竹内は力強く発した。

 国立代々木競技場第二体育館で戦った桜花学園と岐阜女子との一戦には多くの観客が詰めかけた。「音響もあって、多くの人が見てくださって、歓声もすごくあったし、もうとにかく…、とにかく楽しかったです!」と、声を弾ませた竹内。そうした中でも試合では自身にフォーカスし、「集中して臨んだ」とも教えてくれた。

 さらに「トップリーグは自分自身に負けないというのをテーマにしていて、総当たりのリーグ戦で強豪校とやれることは滅多にないので、この機会を自分の成長につなげられるように。いろいろなことに挑戦して、いろいろなことを学んで、いろいろなことを経験して、成長の大会にしていきたいです」と抱負を語った。

■「ちょっと悔しかった」“偉大な先輩”への思い

[写真]=田島早苗


 そんな竹内は7月、U17女子日本代表の選手として「FIBA U17女子バスケットボールワールドカップ2026」に出場し、チームは7位だったが大会ベスト5に選出された。現在はU18女子日本代表候補として10月に開催される「FIBA U18女子アジアカップ2026」に向けた合宿などに参加している。

 8月14日、U18女子日本代表の第4次強化合宿の初日であったこの日は、日本代表トップチームが戦った「三井不動産カップ2026(東京大会)」の第2戦を観戦。その様子はバスケットボール日本代表のSNSでも伝えられたが、そのときに映った竹内は、シュートが決まり盛り上がるチームメートもいる中でどこか硬い表情だった。この真意を問うと、竹内はこう答えた。

「素直に言ったら、自分があの場に立ちたいというのが一番の思いで、あそこに立ってプレーするのが目標でもあるので、ちょっと悔しさもありつつ見ていました。もちろん、試合は楽しんで見させていただきましたが、自分がもしコートに立っていたら、どういうプレーをするのかなとも考えていました」

 第2戦といえば、桜花学園高校の先輩にあたる田中こころ(ENEOSサンフラワーズ)が試合終了間際に逆転の3ポイントシュートを決めた試合。竹内にとってはより刺激を受ける試合となった。

「こころさんは本当にすごい選手なので、すごく尊敬もしています。でも、その中でもやっぱり目標というか、越えたい選手でもあるので、ちょっと悔しかったです。だけど、まだ足元にも及ばないので、これから頑張っていきたいです」

 越えたいと願う壁は高い。だが、しっかりとその思いを口にした表情は、その挑戦をも楽しむかのように、いつもの笑顔だった。

文=田島早苗

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