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【Bプレミアクラブ展望】群馬クレインサンダーズ「黄金時代を築き、新たな歴史の主役へ」

継続路線のロスターに実績ある選手を加えた群馬[写真]=B.LEAGUE
フリーライター

 開幕前の現段階では、群馬クレインサンダーズが優勝候補の最有力か。

 昨シーズンはB1でのクラブ最多勝率(42勝18敗)を記録し、チャンピオンシップでも初勝利をマークした。カイル・ミリングヘッドコーチは就任3年目を迎え、昨シーズンから10選手が残留。新加入は2名のみだが、鶴巻啓太スタンリー・ジョンソンという経験値のある即戦力が加わった。

 優勝を狙うライバルチームがHC交代や活発な選手の入れ替わりがある中、群馬はサラリーキャップ問題をクリア。継続路線を選択することができた。完成度ではリードしており、新戦力の融合に時間を要する周囲を尻目に開幕からトップスピードで白星を重ねる可能性は十分ある。

 吉田真太郎取締役ゼネラルマネージャーは、Bプレミア初代チャンピオンを目指す上で「継続性」「守備力のさらなる向上」「インテンシティ」の3点をポイントに挙げた。

 ミリングHCのもとで磨き続けるディフェンスは、昨シーズンのリーグ最少となる平均73.0失点。この守備力を最大限に発揮するために、新シーズンは選手のプレータイムをより分散させ、高い強度を保つことでタイトルを手繰り寄せる。

 平日開催が増えた日程面を考慮し、チームスタッフの補強にも万全を期した。友岡和彦スポーツパフォーマンスディレクターはメジャーリーグで11年にわたりストレングス&コンディショニングコーチとして活躍。山口光國ディレクターオブメディカルは「神の手」(吉田GM)と呼ばれる頼れる存在だ。

 キャプテンの辻直人は、「男子日本代表が黄金時代と言われておりますが、群馬クレインサンダーズも今シーズン、黄金時代を築けるように頑張りたいと思います」とファンの前で宣言した。

 群馬クレインサンダーズの勢いは、2026-27シーズンもとどまることを知らない。

■キープレーヤー/SG・SF #28 鶴巻啓太

■キープレーヤー/SG・SF #28 鶴巻啓太

[写真]=B.LEAGUE


 長崎ヴェルカでリーグ制覇を成し遂げたスタンリー・ジョンソンは、群馬でもさっそく存在感を放っている。もう1人の新戦力は、選手層をさらに分厚くできるかを左右する存在だ。

 鶴巻啓太は今回がキャリア初の移籍。「タレントがいっぱいいるので、その中で自分のできることをやりたい」と、ひたむきに貢献しようとしている。

 最大の武器であるディフェンスはBリーグですでに証明済みで、“エースキラー”として相手の得点源を封じ込める。日々の練習でジョンソンやトレイ・ジョーンズらと対峙できることは、鶴巻のさらなる成長につながるはずだ。

 攻撃ではノーマークのシュートを「確実に決めたい」と話し、フィジカルを生かしたドライブ、3ポイントシュートから得点を重ねたい。

文=小沼克年

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