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3季連続MVPのニュービルがA千葉への移籍理由を語る…「レマニスHCのバスケが好き」

笑顔を見せるニュービル [写真]=牧野豊
フリーのスポーツ専門編集者&ライター

 8月19日、アルティーリ千葉Bプレミアの開幕に向けてメディアデーを実施した。宇都宮ブレックスから移籍したD.J・ニュービルは、新設されたばかりの練習場「ヒューリック・パフォーマンス・センター」で新たなチームメートたちと汗を流し、移籍先にA千葉を選んだ理由と新シーズンへの抱負を語った。

 過去3季連続でB1シーズンMVPを獲得したニュービルと、日本代表経験を持つ安藤誓哉のA千葉への加入は、このオフの大きな注目を集めた。そのことを本人に問いかけると、「そうなの?」と少しおどけた反応を見せたが、移籍を決めた理由については、元オーストラリア代表ヘッドコーチでもあり、A千葉の創設から一貫して指揮を執るアンドレ・レマニスHCの存在を挙げた。

 ニュービルはBリーグに来る前、オーストラリアリーグのNBLでプレーしており、レマニスHC率いるチームとの対戦経験もある。「試合では自分のチームが蹴散らしましたけどね」とジョークを交えながらも、そのコーチング哲学に感化される部分が多かったと説明する。

「もともと自分は、レマニスHCのバスケットが好きだったので、それが理由の一つです。あとはチームが非常にファミリーのような関係性を持っていること、練習場を含めた環境、チーム文化について、ほかの選手からも非常にポジティブな話を多く聞いていたことも、A千葉に決めた理由です」

 過去3シーズン、ニュービルは宇都宮で3季連続地区優勝、B1チャンピオンシップ優勝、EASL優勝など数々の栄光を手にしてきた。長年にわたって培われた宇都宮のウィニングカルチャー(勝者の文化)の中で、自身もトッププレーヤーとして結果を残してきた。その経験をA千葉でどのように生かしていくのか。ニュービルは、自らがチームに合わせる姿勢の大切さを強調した。

「自分はコート上でリーダーシップを取って、しっかり意見を言うことを心がけていきますが、このチームが育んできたケミストリーに溶け込み、チームの一員でありたいと思っています。もっとも、このチームには選手に限らず、スタッフ、フロントオフィスの方々も含めて早い時間から練習場に来て、一つの方向に向かって働いています。みんながチームを助けるために、できることを全力でやっている。このことが何より大事なことで、そうした姿勢がいい環境やウィニングカルチャーを築いていく。みんなが手を抜くことなく、毎日取り組んでいることは、まだ日は浅いですけど、身をもって感じています」

 A千葉には安藤、成長著しい黒川虎徹、ベテランの杉本慶と、タイプの異なるポイントガードがそろっている。ニュービルは3人について、「全員がオンボールでも、オフボールでも能力を発揮できる選手なので、チームとしてアドバンテージになります」と評価する。

新設されたばかりの練習場「ヒューリック・パフォーマンス・センター」でトレーニング [写真]=牧野豊

 宇都宮時代には、比江島慎というハンドリング技術も備えた日本屈指のシューティングガードとコンビを組み、チームの中核として多くの栄冠を手にしてきた。A千葉でも、日本人ポイントガード陣との新たなコンビネーションを築き、互いに力を引き出し合うことを楽しみにしていると言う。

「いいプレーヤーと言うのは、いいプレーヤーと一緒にプレーすることを好むものです。自分とマコ(比江島)がケミストリーを作り上げたように、本当にいいプレーヤー同士であればいいケミストリーを作れると思っているので、誰と組んでも互いにいい影響を与え合えればと思います」

 ニュービルはこれまで、大阪エヴェッサと宇都宮でそれぞれ3シーズンをプレーしてきた。いずれのチームでもクラブ史に残る実績を築いてきたからこそ、A千葉でも新たな歴史を刻むことへの思いは強い。

「これまで、いろんなチームでプレーしてきましたが、それぞれのチームで確かなレガシーを残すことができてきたと思っています。大阪ではチーム史上初のCS進出、宇都宮では3シーズン連続地区優勝にCS優勝、EASL、BCLアジアでも優勝できた。このA千葉でもそうしたレガシーを残せると信じていますので、頑張っていきたいと思います」

文・写真=牧野豊

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