2019.01.12

トヨタ自動車は5年ぶりの決勝進出なるか、主将の三好南穂「プレー云々よりも気持ちが大事」

今季はキャプテンとしてもチームを引っ張る三好[写真]=兼子慎一郎
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 1月11日に行われた「第94回天皇杯・第85回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」のファイナルラウンド女子準々決勝。現在Wリーグで2位のトヨタ自動車 アンテロープスと3位の三菱電機 コアラーズによる一戦は、79-70でトヨタ自動車に軍配が上がった。

 試合は立ちあがりで0-8とされるも、その後は的を絞らせない攻撃で立て直す。第3クォーターでは、チームで掲げているディフェンスからの速攻で突き放し2ケタリードを奪ったが、最終クォーター終盤には一時1点差まで詰められる。最後は何とか逃げきったものの、課題を残す結果となった。

 その中でも、計17得点7アシストでチームをけん引した三好南穂は「自分はキャプテンでポイントガード。自分が焦ったらチームが崩れてしまうので、絶対に大丈夫という気持ちをチームメートに見せるつもりでやってました」と振り返った。だが、試合内容については「シーズンをとおして、点数が離れると気が緩んで攻めに行かない」と指摘。「攻めなきゃいけない時間帯なのに逃げてしまったりするので、そこは課題かなと。自分も早めに声もかけなきゃいけないなと思ってます」と反省の言葉を口にした。

 三菱電機に競り勝ったトヨタ自動車は、準決勝でデンソー アイリスと相まみえる。また、同チームは2014年を最後に決勝進出を逃している状況だ。今シーズンからキャプテンという重責を担う三好は、「勝ちたいという強い気持ちがあるかどうかで勝敗が決まってくる。明日もプレー云々よりも、どれだけ気持ちを出せるかが大事かなと思います」と勝負のポイントに挙げた。

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