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12月19日、国立代々木競技場第二体育館で「第96回天皇杯・第87回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」の皇后杯ファイナルラウンド女子準決勝が行われ、日立ハイテククーガーズがトヨタ自動車アンテロープスと対戦した。
トヨタ自動車の長岡萌映子、日立ハイテクの谷村里佳の両エースが初得点を挙げて始まったこの試合、第1クォーターは途中出場のルーキー、平下愛佳が2本連続で3ポイントシュートを決めるなど、バランス良く得点を挙げたトヨタ自動車がリードを奪った。トヨタ自動車は24点を挙げて、好スタートを見せたかに見えた。
しかし、第2クォーターに入ると日立ハイテクはディフェンスからリズムをつかみだす。トヨタ自動車の得点を13に抑えるとともに、谷村に加えて星香那恵が積極的にシュートを狙い同点に追いつく。トヨタ自動車は残り1分21秒に安間志織がシュートを決めて、37-35と2点リードで前半を折り返した。
第3クォーター、トヨタ自動車は馬瓜エブリンがコーナーから3ポイントシュートを決めるなどして得点、さらにルーズボールへの執着心を見せて流れを引き込もうとする。日立ハイテクも谷村を中心に対抗。一進一退の展開は最終クォーターに持ち越された。
第4クォーターになっても互いの積極的なディフェンスが衰えず、トヨタ自動車も2ケタ点差のリードを奪えなかった。それでも要所で長岡が加点するなどしてリードをキープ。逆転を狙う日立ハイテクはオールコートのディフェンスで活路を見出そうとするが、トヨタ自動車は慌てずゲームセット。最終スコア78-67でトヨタ自動車が日立ハイテクを振り切り、決勝戦進出を決めた。
【試合結果】
日立ハイテククーガーズ 67-78 トヨタ自動車アンテロープス
日立ハイテク|18|17|17|15|=67
トヨタ自動車|24|13|20|21|=78