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12月16日、代々木第二体育館で皇后杯の準々決勝が行われ、トヨタ自動車アンテロープスは富士通レッドウェーブと対戦した。
第1クォーターを15-5とリードしたトヨタ自動車だったが、続く第2クォーターで点差を詰められると、第3クォーターではチーム全体でわずか7得点に抑え込まれる。富士通に逆転を許したトヨタ自動車は、第4クォーターでもリードを奪い返すことができず、55-62で敗れた。
トヨタ自動車の長岡萌映子と馬瓜エブリンが試合後の会見に応じた。
この試合で14得点11リバウンド1アシスト2スティール2ブロックを挙げ、チームをけん引した長岡は「自分たちは後半にゴール下のシュートミスがすごく多かったです。ターンオーバーも多く、そこが波に乗り切れなかった要因でした。自分たちが徹底しないといけないところが疎かになって、相手に流れを持っていかれました」と冷静に試合を振り返った。
一方、5リバウンド3アシスト1スティール2ブロックを挙げるも、オフェンスではわずか4得点にとどまった馬瓜は「富士通は終始エネルギーのあるディフェンスでした。そこに自分がアジャストできなかったです」と反省点を口にした。
トヨタ自動車はリーグ連覇と皇后杯制覇の2冠を目標に掲げていただけに、馬瓜は「今日の試合はトヨタの良くないところがすべて出た試合だった」と悔しさをにじませた。
また、「練習で細かいところが詰め切れていなかった」と話した長岡は、「富士通とはリーグでまだ戦っていないので、リーグ戦ではアジャストできるようにしたい」とリベンジを誓う。
最後に馬瓜は「今日の試合ではみんなが同じ方向を向いていなかった」と最大の敗因を言及。「確かに環境は変わりましたが、準備する時間は十分にあったので、今日の負けから自分たちが目指すものをしっかり明確にして、リーグ優勝へ向けてやっていきたいです」と悔しい敗戦をしっかりと受けとめ、力強く前を向いた。