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12月16日、代々木第二体育館で皇后杯の準々決勝が行われ、トヨタ自動車アンテロープスと富士通レッドウェーブが対戦した。
Wリーグのレギュラーシーズンではまだ対戦がない両チーム。富士通は出だしからトヨタに主導権を握られ我慢の時間帯が続く。町田瑠唯がドライブを決めた2得点のみに抑えられるが、終了間際に内野智香英が3ポイントシュートを決めて、5−15で最初の10分を終えた。
第2クォーターに入ると、富士通持ち前の速いテンポからオフェンスが次第に見られるようになる。すると、町田、内尾聡菜、内野の3ポイン、オコエ桃仁花のドライブなどで加点して追撃。トヨタの得点が伸びない中、最後は町田がシュートを決めて、28−30と2点ビハインドで前半を折り返した。
後半に入り、ディフェンスの強度を共に上げる展開となる。富士通はオコエのシュートで同点とすると、篠崎澪が続き、トヨタ自動車ベンチはたまらずタイムアウトを請求。しかし、富士通は残り3分30秒まで得点を許さず、42−37として最終クォーターへ。
最終クォーター、富士通のゾーンとマンツーマンを交えた守りでトヨタ自動車の反撃を許さない。残り時間3分4秒、篠崎が3ポイントを決めて55−45と2ケタリードを奪うと、トヨタ自動車は最後のタイムアウトを取る展開に。その後はトヨタ自動車の反撃にあうもリードを守りきり、62−55で逆転勝ちを収めた。
個人スタッツを振り返ると、富士通の町田が17得点6アシストと勝利に貢献。篠崎とオコエがともに15得点、宮澤夕貴が2得点にとどまるも、11リバウンドとチームを支えた。対するトヨタ自動車は長岡が14得点をマークするも、2ケタ得点は1人と他の選手が続かなかった。
■試合結果
トヨタ自動車アンテロープス 55-62 富士通レッドウェーブ(@代々木第二体育館)
トヨタ自動車|15|15|7|18|=55
富 士 通|5|23|14|20|=62