2019.01.24
「B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2019」が開催された富山市総合体育館。アリーナでは音と光の演出を施した素晴らしい空間が作りだされた。実はその空間から歩いて1分、アリーナの目の前に位置する「とやま自遊館」で極上のホスピタリティが同時に行われていた。
欧米のスポーツイベントなどではすでに定着している“特別のおもてなし”を試合観戦とともに体感できるこのイベントは、Bリーグ初にして国内リーグ全てを見ても初の試み。スポーツホスピタリティのリーディングカンパニーであるSTHグループとJTBが2017年に設立したSTH Japanが監修を務め、Bリーグと強力なタッグを組んで初めて富山の地で実施された。
国内初のオフィシャルホスピタリティプログラムは、アリーナでのオールスターゲームを間近で見られるコートサイドなどのスペシャルな席と、とやま自遊館の優雅な空間での地元食材をふんだんに使用した食事や出演するプレーヤーなどのトークショーなどの特別なおもてなしがセットになった形。販売したチケットは完売となり、大いに盛りあがりを見せていた。アリーナとホスピタリティ会場は自由に行き来することができ、アリーナで直接体感できることもホスピタリティ会場にて映像を楽しむことも可能で、それぞれの特別なオールスターゲームを楽しめる内容であった。
ホスピタリティ会場となったとやま自遊館ではオールスターに出場したヘッドコーチ、選手たちのトークショーやテーブルを回っての記念撮影を実施。さらにはシューティングスターに出場したJBAアンバサダーの大神雄子氏と、富山グラウジーズに所属していたレジェンドの呉屋貴教氏とのトークショーなども行われた。そんなスペシャルな体験をした人たちの中には「アリーナもこのホスピタリティ会場もどちらも最高に楽しくて、どっちに行けばいいのか迷ってしまうね」という言葉を発する人も多く、初の試みにして素晴らしい内容になったことは間違いない。さらに参加していた人たちが全員笑顔で過ごしていたことも印象的だった。
よりバスケを日本の文化にするため、多くの人にバスケの素晴らしさを伝えるため、そしてバスケを応援してくれている人たちへの感謝とパートナーとしての関係を強固にするため、様々な想いで行われた初のオフィシャルホスピタリティは大成功という形で幕を閉じた。このような取り組みが日本のスポーツビジネスを拡大させるであろうし、さらには日本バスケをより押しあげる1つの大きなきっかけになると感じた。
文=鳴神富一
2019.01.24
2019.01.24
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